切った断面から全身のアンパンマンが現れる食パンがInstagramに投稿され、7万件の「いいね」を記録。「凄いです!」「食べるのもったいない」と注目を集めています。
投稿主は、切ると絵が出るイラストパンを制作しているRanさん(@konel_bread)です。
「久しぶりにあんぱんが食べたくなったので作りました。最初は普通にあんぱんを作ろうと思ったのですが、いや、やっぱりあんぱんを作るならアンパンマンを作りたいな〜となり、作ることにしました。食べる時は、アンパンマン食パンにあんこをのせて頂きました」
これまでにもアンパンマンの顔をモチーフにしたパンは作ってきたというRanさん。今回は特にこだわった点があったと話します。
「全身のアンパンマンということにこだわりました。これまでは顔のみでしたが、今回は体も含めて全身をつくりました」
焼き上がりのパンには、切る前にしか見られない「シワシワ感」も。フォロワーからは「シワシワのアンパンマンも可愛い〜」と“味わい深い仕上がり”が注目されましたが、実は偶然だったそうです。
「それは意図的ではありません。たまたまそうなりました」
数々の作品には驚きとユーモアがありますが、その発想源は身近な暮らしにあるといいます。
「生活している中で実際に見たものや触れたものからアイデアを得ることが多いです。これがパンになったらどうなるんだろう?とか、これをパンにして食べてみたいなとか、そういうことばかり考えてしまいます」
切るまで何が現れるかわからないのも、イラストパンならではの魅力です。
「紙に鉛筆で絵を描いた時とは全く違うイラストが出てくる所が魅力だと思います。紙に描くとしたらこんな風に描かないなという、自分でも想像できなかったイラストが出てくる所が楽しいです」
「パンの断面に広がる世界は本当に楽しいものです。まずはシンプルな模様から挑戦してみてほしいです」
ユーモアと驚きに満ちた“食べられるアート”。Ranさんのイラストパンは、SNSを通じてパン作りの楽しさを広げ続けています。