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見た目は遊んでそう…実は超ピュアな彼氏さん ささやくように「スキ」【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

世の中には「ギャップ萌え」という言葉があるように、意外な一面が魅力的に映る場合があります。漫画家・綾野六師さんの『あやしい癒しの八雲さん』(KADOKAWA)は、「遊んでそうなお兄さん」こと八雲のピュアな様子が描かれた作品です。以前X(旧Twitter)に、八雲さんのギャップシーンを集めたエピソード「遊んでそうなお兄さんに恋してる話」が投稿されると、約9000もの「いいね」が寄せられています。

胡散臭そうな雰囲気なのに実はピュア!

同作の主要キャラは、料理店で働いていて恋愛に関してピュアなお兄さん「八雲 旭」と、八雲のことを激推ししている「大山 比奈」の2人です。第2巻の冒頭で2人は両想いとなり、程よい距離感での関係が続いていました。

「遊んでそうなお兄さんに恋してる話」での八雲といえば、仕事中の比奈に向けて囁くように「すき」と伝えたり、無自覚にゼロ距離で話してしまって赤面したりなど、いくつもの“ギャップ萌え”が描かれています。

特に恥ずかしくなって顔を赤くする場面は多く、他にも「バスの席に座っている時、隣の比奈が眠って八雲に寄りかかってしまう」「比奈と買い物している時に店員に『ご夫婦でデート?』と聞かれる」といったシチュエーションもあります。

八雲の様子に対し、読者からは「怪しい糸目のお兄さんが実はめちゃくちゃピュアなのがたまらない…」「八雲さん、可愛いが限界突破してる」といった声があります。そこで作者の綾野さんに、同作を描いたきっかけについて話を聞きました。

「通勤の最中にこんな感じのお兄さんがいたら、毎朝頑張れたかもしれない」

―『あやしい癒しの八雲さん』を描く経緯を。

元々、イラストで和装男子や和風のファンタジーを描くのが好きで活動しておりましたところ、漫画を描く機会にお声がけいただいたのがきっかけです。

―「遊んでそうなお兄さんに恋してる話」の中で、特にお気に入りの場面は。

4つ目に投稿した、バスのお話が特にお気に入りです!デート帰りのバスの中で、主人公の比奈ちゃんが疲れて寝てしまって、起こさないように気をつける八雲さんも、比奈ちゃんが八雲さんにもたれかかってしまって、八雲さんの心臓が飛び出るシーンもお気に入りです。

そして、一番好きなのは最後のコマの比奈ちゃんが起きたら横に真っ赤になってる八雲さんがいるシーンです。その前の不意打ちで心臓が飛び出るほどドキドキしていた八雲さんが、このシーンに至るまでの描かれていないコマで、ドキドキして真っ赤になりながらずっと比奈ちゃんを起こさないように気をつけて肩を貸していたんだろうな…という思いを最後の八雲さんの表情に詰め込んだので、特にお気に入りです。

去年1巻を描き終えた後くらいから、日常のいろいろな場面で、ここに二人がいたらどんな風になるだろう?と考えることが増えました(このお話も、バスに乗っている時に思いつきました)。よくある日常の中の出来事として描くことで、読んでくださっている皆様にも、ふと横を見たら二人がいるかもしれない!?と思っていただけたりしたら嬉しいなぁ、と考えてしまいます。

―八雲さんというキャラはどのような経緯で誕生したのですか?

自分は朝起きるのがとても苦手で、毎朝の通勤などが本当に大変だったのですが、もしそんな通勤の最中にこんな感じのお兄さんがいたら、毎朝頑張れたかもしれない…!と思い、気づいたら遊び人風な和装の糸目のお兄さんが誕生していました!読んでくださっている皆様の中に、もし同じ気持ちの方がいらっしゃったら、そういう方へ(そうでない方にも)刺さっていただけたらいいなと。

―読者にメッセージをお願いいたします。

いつもご覧くださりありがとうございます。皆様のおかげで、『あやしい癒しの八雲さん』2巻の夢が叶いました!何度感謝してもしきれませんが、本当にありがとうございます!!より楽しんでいただけるものを描いていけるよう、これからも頑張りたいと思いますので、もしよろしければ今後ともよろしくお願いいたします!

<綾野六師さん関連情報>
▽X(旧Twitter)
https://x.com/64_ayn
▽『あやしい癒しの八雲さん』(Amazon)
https://amzn.asia/d/3ct9ix7

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