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「突然、大量の草の名前を言って怖がらせよう!」→樹木医の珍行動に驚き「葉っぱだけで言い当てるの流石」

中将 タカノリ 中将 タカノリ

雑草とひとくくりにされがちな野草たちの名前がSNS上で大きな注目を集めている。

「突然大量の草の名前を言って、友達や家族を怖がらせましょう!」と一枚の写真を紹介したのは樹木医の瀬尾一樹さん(@kusanonamaesay)。

ドクダミ、ノビル、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、キュウリグサ…道端に生えている12種の野草の名を記入して悦に入る瀬尾さん。生物学者としての顔も持っていた昭和天皇が「雑草」という言葉を使った侍従に対し「雑草と言う名の草はない」と戒めたことは有名なエピソードだが、同じ風景を見ていても知識と関心の有無によってその解像度は大きく異なるということだ。

瀬尾さんにお話を聞いた。

ーー野草に興味を持たれた時期、経緯は?

瀬尾:20歳のころです。学校で先生が開催していた植物の観察会に参加しているうち、自分でも家の周りや通学途中に生えている草などが気になってきて調べるようになりました。

ーーお仕事以外の日常生活でこういった知識が役だったことは?

瀬尾:歩くだけで草が目に入るので、人生が豊かになりました。一生楽しめる趣味が一つ増えた感じです。人との待ち合わせで相手が多少遅れても、道ばたの草を見て過ごせばよいのでストレスがなくなりました。今では予定より少し早く着いて草を見ています。

また、職を失ったとしても最悪草を食えば生きていけるので、強気で生きられるようになりました。

ーー投稿に大きな反響がありました。

瀬尾:投稿のインプレッションが34万程度ですが、それだけたくさんの人に僕が草の名前を言うところを見られたと思うと、興奮が止まりません。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「キュウリグサ可愛くて大好きですが、花が咲いてないと分かりません。葉っぱだけで言い当てるの流石です」
「ちなみにここからカヤツリグサを同定したら植物学専攻はかなりビビる」
「本当にキュウリグサですか、ハナイバナではなく(クソリプ) 原則、花がある時期に判別できるようにって能力伸ばしてたせいで、こういうの簡単にわかるの羨ましい」
「そこら辺の草なんて誰も興味なさそうなのにわざわざ1個ずつ見分けて名前(しかもセンスのいい)をつけていった祖先ニキ心から尊敬する」

など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。読者のみなさんは野草たちの名前がどれだけわかっただろうか。

なお今回の話題を提供してくれた瀬尾さんは植物の専門家として「科で見分けて楽しむ 雑草観察図鑑」(山と渓谷社)、「樹木医がおしえる 木のすごい仕組み」(ベレ出版)などの書籍を発表している。いずれも植物好きにはたまらない充実した内容なので、ご興味ある方はぜひ手に取っていただきたい。

瀬尾一樹さん関連情報
Xアカウント:https://x.com/kusanonamaesay
「科で見分けて楽しむ 雑草観察図鑑」(山と渓谷社):https://yamakei.co.jp/products/2824580520.html
「樹木医がおしえる 木のすごい仕組み」(ベレ出版):https://beret.co.jp/book/47896

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