「カワセミ、でっかいの丸呑みして気持ちでかくなった」
ほぼ身の丈と変わらない大きさの魚を「丸呑み」するカワセミさんのビフォーアフターの姿を撮影した2枚の写真が「X」で話題です。肉眼でも2枚目の写真は身幅が横に広がったように見えますが、カワセミさんはこの後、涼しい顔で飛んで行ったというのだから驚きです…!!
そのコバルトブルーの美しい羽色から「空飛ぶ宝石」ともいわれる優美な野鳥、カワセミさんの大食漢ぶりが多くの人の心をとらえたらしく、投稿には記事執筆時点で「7.2万件」もの「いいね」がつきました。
リプライ欄には「こんばんは 体に対してこの魚の大きさは凄いですね w」「丸くなってますねー!!」「ドヤ顔に見えちゃう2まいめ」などの声が寄せられています。
写真を撮影・投稿した「ポークジンジャー」(@porkginjer)さんは約4年前よりバードウォッチングを開始したといいます。現在は神奈川県西部の相模湾沿岸の「西湘(せいしょう) 」に在住し森林や海に囲まれた環境でさまざまな鳥を見る生活を送っているのだそう。
「狩り」を撮るつもりだったけど…
ポークジンジャーさんにこの2枚の写真を撮った時のことをお聞きすると「日頃、カルガモ親子やサギなどを見ている近所の川で撮りました」とのことでした。
「狩りをするカワセミを撮ってみたいと思い探したのですが見つかりませんでした。そして最近、カワセミが羽繕いなどで休憩する場所まで来たところ、魚をくわえたこのカワセミが飛んで来ました」といいます。
さらに「狩りは見れませんでしたが、食べるところや飛び出しが撮れたので満足な鳥見になりました」と当日をふり返りました。
カメラは「丸呑み」の瞬間もとらえていた…!!
投稿に寄せられた「これ面白いですよ 初心者探鳥会で紹介したらみんな驚くと思う(笑)」というリプライに「ぜひぜひ。びたん、びたんしてからの頭から丸呑みでした^^」という答えとともに、ポークジンジャーさんは、魚をくちばしにくわえ木の枝にたたきつけ、頭から吞み込んでいくカワセミさんの様子も撮影、投稿しています。
食後に飛ぶ姿も
さらにポークジンジャーさん「食後に枝から枝へと飛び移るカワセミ。 若干重そうな気もします」というひと言とともにひらりと優雅に飛翔する姿をとらえた写真も続けてポストしています。
使用した機材は
ただ、ポークジンジャーさんは「魚がかなり大きめであることや、食べた後に大きくなっているのに気付いたのは家で写真を確認する時です」といいます。
その理由について「ある程度距離もありますし、撮影の設定を変更したり撮った写真を確認しながらだと、その場ではあまり十分な観察ができないんです」と撮影時の状況を教えてくれました。
ちなみに撮影時に使用した機材については「使用したカメラはオリンパスの『OM SYSTEM OM-1 Mark II』でレンズは通称『サンヨン』(「300mm F4」の望遠レンズ) で、手持ち撮影です」(ポークジンジャーさん)とのことで、離れた場所から撮影されたのだということが分かりますね。
「予想外の反響」
話題になったカワセミさんは「食べ終わって飛んで行くまで15分くらいは観察できました」とポークジンジャーさんは話します。
「飛び出しの写真を投稿しようと思っていたのですが、カワセミの向きや背景が芳しくなかったので仕方なく魚をくわえている写真をあげることにしました。でも平凡なつまらない感じだったので、たまたま食後の姿も一緒に並べて投稿したところ…という流れでした」と今回の投稿の経緯を語りました。
そのうえで「そんなに美しい画像でもないのでこのような反響は予想外で嬉しい驚きでした。注視すれば大きくなってるのは明白ではあるものの、皆さん意外にしっかり画像を見ているんだなと思いました」(ポークジンジャーさん)と自身が撮影した写真に大きな反響があったことへの喜びを話しています。