洗面台下の棚にずらりと並ぶ7本のカビキラー。その光景を「記憶喪失に記憶喪失を重ねた結果」と表現した投稿がSNSで話題を呼んでいます。買い置きしていたことを忘れ、また同じものを買ってしまう――“うっかり”が積み重なった末の「洗剤無限ループ」に、多くの人が「うちもそう」と共感の声を寄せています。投稿主の「あ え(@survive_69)」さんに、背景やその後の対策について聞きました。
なぜ7本も? ストックがあることを忘れてしまう…“記憶喪失”の正体
「うっかり買いすぎてしまった」という経験は誰にでもあるもの。しかし、写真に写るカビキラーの数は7本。ここまでくると、もはや“うっかり”だけでは説明がつかないレベルです。
なぜ、同じ商品をここまで買い足してしまったのでしょうか。「あ え」さんは、自身の行動をこう振り返ります。
「いつも目につくのが使用中の1本だけなので、それが少なくなったら買わなきゃ!となってる気がします。使用期間が長くなるとストックがあることを忘れてしまうので、コストコ3本セットとか、薬局で多めに買っとこ♪とかのボケの積み重ねです」(あ えさん)
使用中のものが目に入るたびに「買わなきゃ」という思考が働き、ストックの存在は記憶の彼方へ。その小さな「記憶喪失」が積み重なった結果が、いつしか棚の中をカビキラーだらけにしてしまったようです。
自宅の収納場所について「あ え」さんは、「一応物ごとにだいたいの場所は決めているので変なところにあることはあまりないです」と話します。しかし「収納が苦手で把握しきれてないので散らかってます」とのことで、全体の量を把握しきれていないことが「洗剤無限ループ」の一因となっているようです。
「仲間がいっぱいいて安心」 SNSの共感コメントと意外な学び
この投稿には「わかります」「うちかと思った」といった共感のコメントが相次ぎました。
「仲間がいっぱいいてびっくりしたと同時に、自分だけじゃないんだなぁとちょっと安心しました。『これじゃカビも逃げてくレベル』みたいなコメントには笑いました。あと、カビキラーにも使用期限があるというコメントは盲点だったので勉強になりました」(あ えさん)
SNSならではの温かい交流が、単なる「やらかし報告」を価値ある情報交換の場に変えてくれたようです。
ちなみに、この「洗剤無限ループ」について、ご家族はどう感じているのでしょうか。この点については、「すみません、夫と過ごす時間がほとんどなく…聞くタイミングを伺っていたのですが、一緒にいる間も家事育児で忙しすぎて余裕がありませんでした」とのこと。日々の忙しさが、ストック管理まで手が回らない現状を物語っているのかもしれません。
今度はハンドソープが4本…「無限ループ」を断ち切るために
今回の出来事をきっかけに、「あ え」さんは「無限ループ」を断ち切るための対策を始めたそうです。
「洗剤だけじゃなくいろんなもののストックを、ちゃんと場所を決めて収納するように見直し始めました。失敗談としては、高い位置の棚はなんにもなしにぽんぽん置いてくものじゃないと思いました。これを機に確認したキッチンの上置棚は身長的に踏み台か椅子が必須なんですが、800ml(+40&30ml増量)のキレイキレイ泡ハンドソープが4本ありました」(あ えさん)
カビキラーだけでなく、別の場所からは大量のハンドソープが発見されたとのこと。それはまさに「記憶喪失に記憶喪失を重ねた結果」かもしれません。現在は、100円ショップのファイルボックスなどを活用し、棚の奥までしっかり確認できる収納を目指して改造中だといいます。
多くの共感を呼んだ「洗剤無限ループ」。あなたの家では、同じものが棚の奥で何かが渋滞したりしていませんか?