「撮られてるのに気づき我にかえるネコ🐾」
こんなポストされたのはRyostory1124 銀座富士ギャラリー写真展7/24まで(@ryostory1124cat)さん。
投稿されたのは、三脚に据えられた一眼レフカメラに接近し、まるで“カメラマン”のような姿の猫ちゃんです。
ファインダーを覗き込む姿、カメラに寄りかかる様子、ちょっぴり目を閉じるシーンなど、表情もポーズも抜群です。
「可愛すぎる…天才モデル猫ちゃん」
「猫に撮られる人間…逆の構図も面白そう」
「ガチの機材使ってるのも笑った」
「猫もカメラマンになる時代か」
投稿には、たくさんのコメントが寄せられました。Ryostory1124 銀座富士ギャラリー写真展7/24までさんにお話を伺いました。
ーー今回のポストに登場する猫ちゃんは野良猫ちゃんですか?
「この時はノラネコちゃんで、今は地域猫ちゃんになりました🐱」
ーーこの猫ちゃんがカメラの前に立っていたときの状況について教えてください。
「猫ちゃんは紐が大好きで、この時も僕のカメラのストラップで遊んでいました。そこでカメラマンみたいな瞬間がいくつかあり、『これは面白い写真が撮れる』とひたすら連写していました。
連写は猫ちゃんのストレスにもなるので、望遠レンズで遠くから、シャッター音はサイレントモードで撮影しました。
遠くからなので、高価なカメラ(レンズ合わせて70万円くらい)が心配でした(笑)。時間帯はお昼、ここは漁港で漁師さんたちも仕事を終え、わりと静かな環境でした」
ーー猫ちゃんがカメラを構えているかのような姿になったのは偶然?
「実は、漁師さんから『カメラに魚の匂いつけたら撮影してるみたいになるんじゃない?』と提案され、少しだけつけてもらったら、猫ちゃんはすぐにクンクンしだして、その瞬間を撮影しました。
本当にカメラマンになったように撮れて、撮影した写真を見たら、あまりにも上手くいきすぎていたので漁師さんと大笑いしていました」
ーー他の猫ちゃんたちも写真の猫ちゃんのようにカメラや機材に興味を示すことはありますか?
「はい!ストラップが特に大好きでよく遊んでいます。それ以降、カメラで遊んだ時はシャッターを切る回数が増えました」
ーー撮影後の猫ちゃんの様子は?
「まったくもって通常運転、のんびりしていました笑」
ーー猫ちゃんの写真を撮るうえで意識されていることは?
「撮影する時は猫ちゃんたちのストレスにならないよう遠くから撮影し、仲良くなれば近くで撮影させてもらいます。そしてシャッター音はできる限りサイレントモード。少しでも怖がっている様子があれば撮影は中止します。
最後には『撮らせてくれてありがとう』と声をかけ、場合によっては猫ちゃんのオヤツをあげる時もあります」
Ryostory1124 銀座富士ギャラリー写真展7/24までさんは「インスタグラムを中心に、保護猫ちゃんの魅力をほぼ毎日、発信しています。保護猫ちゃんや保護活動のことをおもしろく、時には現実的に悲しいことまで、リアルに発信し、1人でも多くの方に関心を持っていただければと思っています」と話してくれました。
猫の一瞬のしぐさや表情が、こんなにも人間らしく、可愛く、そして笑いを届けてくれる——。
保護猫たちの魅力を伝えるRyostory1124さんの活動から、目が離せません。