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「別れる別れない」離婚を知人に相談したら、その返事が…!? 「めちゃめちゃ刺さった」「依存的な自分に気付いた」共感多数【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

夫婦のふとしたすれ違いから決定的な仲違いなど理由はさまざまですが、離婚を真剣に考えたことがある人は少なくないでしょう。しかし実際に離婚に踏み出すのはかなり勇気がいることで、限界まで追い詰められてしまう人がいるのも事実です。そんな実体験を、イラストレーターのnacoさんがとても可愛らしいタッチで描いた『忘れられない言葉』がSNS上で注目を集めています。

ストーリーは「何を隠そう、私は離婚の経験がある」というnacoさんの発言から始まります。好きなドラマのセリフ「離婚っていうのは自分の人生にウソをつかなかったって証拠だよ」の通り、今では離婚したことに全く後悔はないnacoさん。

しかし子供が2人いることから、子どものためにも離婚しない方がいいのか…と当時はものすごく悩んだとのこと。離婚した後の未来が不安で一歩が踏み出せず、精神的にボロボロの様子が描かれています。

そこで「離婚なんてできない、我慢するしかないのかなぁ」と、nacoさんは知人に相談します。

すると知人は「人生が1本の映画で最後にエンドロールが流れるとして、登場した人の名前がズラーッと並んだ時、主演に自分の名前はある?」と、nacoさんに問いかけました。知人に言われてハッとするnacoさんは、その時、自分の人生を生きていない状態だったのでしょう。

主演……と頭に浮かべたとき、自分の名前がどこにあるか分からない様子のnacoさんに、「自分の人生の主役は自分。だから悔いのないようにしなよ」と優しく知人は続けます。その言葉を聞いて表情が明るくなったnacoさんは微笑みながらうなずくのでした。

そして現在、nacoさんは「今の私はちゃんと主役になれてる」と思えているようです。「これぞ自立!」と描かれたコマからは、大変なことも乗り越えて道を切り開き、現在に繋げたnacoさんの頑張りがうかがえます。

同作のコメント欄では「今の私にめちゃめちゃ刺さった」「素敵な例えですね」「依存的な自分に気付いた」など、共感の声が多くあがっており、多くの読者の心に刻まれている様子が見られます。そこで同作について、作者のnacoさんに話を聞きました。

一度きりの人生を他人に遠慮して諦める必要はない

ーこの話を描くきっかけがあれば教えてください。

日本ではまだ離婚に対してあまり良くないイメージがあり、本当は新しいスタートを切りたいのに我慢して生活をしている人を多く見ます。人生を俯瞰して見たときに離婚はただの選択であり、一度きりの人生を他人に遠慮して諦める必要はないと伝えたかったので描きました。

ー知人に相談していなければ今はどうなっていたと思いますか。

周囲の反対や相手の言葉などに流されていたと思います。当時は仕事に育児に子どもの病気、そして3.11の震災の中で夫婦の問題を考えていたので本当に大変でした。あのまま我慢をし続けていたら心を壊して、子どもにものすごく悲しい思いをさせていたと思います。

ーnacoさんが気になった読者のコメントがあれば教えてください。

「自分も人生の主役になれていない」という方が数名いました。これに気づくことは何よりも大事だと思います。親や先生に言われたから、世間がそうだから、友達がそうしてるから私もそうするという生き方は、本当の幸せを見失ってしまいます。

自分の素直な気持ちを見つめてあげること、人生の主役は「わたし」であることに気づいてもらえて嬉しいです。

ー同じように離婚で悩む読者にメッセージをお願いします。

自分のために生きて大丈夫です。自分はどうしたいのか、自分はどう在りたいのかを見つめてみてください。

不安なこともたくさんあると思いますが、家族や友達に相談したり、様々な制度を頼ってみると少しずつ道が開いていきます。すぐに動けなくても本音を聞いてあげることで心は落ち着きます。

自分を責めるのではなく、どんな時も味方になってあげられたら心強いですよね。この漫画を読んで、自分が主人公だったことを思い出し、この先の未来に希望を持ってもらえたら幸いです。

<nacoさん関連情報>
▽Instagram
https://www.instagram.com/ishimorinaco/

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