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ノンアルなのに日本酒の味わい!? SNSで話題のチェリオ「のんあるこーる日本酒風味 Sparkling」誕生の舞台裏&実際に飲んでみた

梨木 香奈 梨木 香奈

今、日本酒好きやノンアル愛好者のあいだで注目を集めている「のんあるこーる日本酒風味 Sparkling」。日本酒の香りや味わいをリアルに再現しつつ、アルコール分0.00%を実現したノンアルコール炭酸飲料です。

SNSでは「日本酒の風味がしっかり感じられる」「優しい味わい」「炭酸がほどよく効いてて、すっきりしてて飲みやすい」といった声が相次ぎ、ノンアルながら日本酒の雰囲気を楽しめる入門編のような商品として好評を集めています。

商品開発の背景やこだわりについて、株式会社チェリオコーポレーション(京都市南区)の広報担当者にお話を伺いました。

◼️なぜ“ノンアル日本酒”を? 開発の理由と裏側に迫る

ーーSNSでも大きな反響が広がっています。今回の反応をどのように受け止めていらっしゃいますか。

「お客様の期待を上回るチェリオらしいユニークな商品をご評価いただけて、非常に嬉しいです。今後も、お客様に楽しんでいただける美味しい商品をお届けしてまいります」

ーー「ノンアルの日本酒」というテーマに取り組まれたきっかけは?

「『伝統的酒造り』のユネスコ無形文化遺産登録(※)を受けて、世界的には日本酒が注目されている一方、国内では若者の日本酒離れが進んでいます。日本酒の魅力を知っていただくきっかけを作りたいと考え、日本酒好きの担当者らが2年以上かけて開発しました。社内では『面白い』という声が多かった一方で、『おいしく飲みやすい日本酒っぽい飲み物なんて本当に作れるの?』という声も上がっていました」

(※日本の清酒・焼酎・泡盛の製造技術を対象として、2022年にユネスコ無形文化遺産に登録)

ーー日本酒の味をノンアルで実現する上でのこだわりや難しさはありましたか。

「清涼飲料水メーカーならではのノウハウを活かし、お酒の再現性だけでなく、飲みやすさにもこだわっています。アルコールをまったく含まないアルコール度数0.00%の日本酒テイスト飲料を目指し、日本酒特有の華やかな香りと優しい甘味、炭酸の爽快な飲み心地を追求しました。日本酒の成分を分析し、原料を厳選。さらに、日本酒を製造する工程で生まれる酒粕を発酵させたエキス末を配合することで、リアルな香りとコクを再現しています。特に、アルコールをまったく含まない原料のみで日本酒の味を再現するのには非常に苦労しました」

◼️商品名へのこだわりと“自販機で売る”戦略の裏側

ーー商品名がキャッチーで興味をそそられますね。どのように決まったのでしょうか。

「一般のお客様にはまだ馴染みのない商品だからこそ、どんな飲み物なのかがひと目で分かるよう『のんあるこーる日本酒風味 Sparkling』と名付けています。日本酒らしく、敢えて“ノンアルコール”をひらがな表記と致しました」

ーー自販機での販売を選んだ理由を教えてください。

「外出先でリラックスしたいときにもお買い求めいただけるアルコール度数0.00%の日本酒テイスト飲料として、より気軽に手に取れるよう自動販売機での展開に踏み切りました。パッケージは、アルコール度数0.00%であることがひと目でわかるよう工夫し、自動販売機や店頭でも視認性の高いメタリックブルーを採用しています」

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