ペットを迎えるなら保護猫・保護犬を!と考える人が増える中、保護団体からの譲渡条件が厳し過ぎる、という投稿がX(旧Twitter)で話題になった。
夫婦共働きはダメ、未就学児童がいる家庭はダメ、年収500万円以下はダメ、賃貸・マンションはダメ、庭付き車所有でないとダメ、さらに、寄付金の納付、指定フードの定期購入や指定保険への加入など、さまざまな条件を突きつけられ、結局、「ブリーダー」や「ペットショップ」から犬猫を迎える人も多いという。
それに対して、さんかく(@ofutonnokuni3)さんがXに自身の経験談を投稿。ポストは420万以上表示され、2万4千以上のいいねがついた。
「最初、保護猫を団体から迎えようとしたら、世帯年収〇〇万以上、お留守番時間長いと良くないから夫婦フルタイムはダメとか言われた挙句、キッチンを全て柵で覆えとか言われて無理だったわ」
だから引き取る人がいないのでは?
続けて、「⚫︎窓には全て柵をつける(元々夫婦共に猫飼いの経験もあり完全室内飼育というのは理解している、窓は鍵を締めるし基本的に開けることはないと言ってもダメだった)。⚫︎譲渡前に家訪問。⚫︎譲渡後は月一レポート報告、柵を撤去していないか抜き打ち訪問」などの譲渡の条件があったと投稿した、さんかくさん。
「そんなだからなかなか引き取る人も現れず、団体の人は1人30匹程自宅で飼育し、日中は狭いケージに閉じ込め、一袋数千円のキャットフードしか与えない方針らしいからお金が足りず、必死に募金や寄付を呼びかけてたけど、一歩間違えば飼育崩壊するじゃん」
「家族として猫を迎えたいのに、あなたたちの代わりに育てるつもりじゃないと思ってしまいます」
<さんかくさんのXの投稿より>
怪しい保護団体も
結局、自治体の愛護センターから生後2ヶ月と5ヶ月のメスの子猫2匹をお迎えしたという、さんかくさんご夫妻。
今回のさんかくさんの投稿に対して、「結局これなんよな。ペットショップで買わないでとかいうけど、保護猫の条件めちゃくちゃ厳しいんだよ」「譲渡したくないなら一生ご自身で飼われたら良いのに。募金がないと猫の養育費を賄えないっていうのも多頭飼育崩壊と紙一重」「譲渡する努力はせずに募金ビジネスみたいになってる団体多いんだよな」といった声が殺到。
また、「ただの個人が集まっているボランティア団体で入手した個人情報の管理はどうなっているのか疑問です」と、さんかくさんも投稿していたように、保護団体に知らせた個人情報のセキュリティや、突然の家庭訪問などに関する安全面での不安の声、また、団体運営の資金源に対する疑問の声も多く寄せられた。
「私が保護犬を検討した際も、①課税証明書などの所得を証明する書類 ②全ての預金通帳の残高コピー ③持ち家のローン残高証明のコピー ④家族全員の名前の入った住民票の写しなど、保護団体の審査書類が非常識だったので、保護犬は諦めました」
「これ、個人情報を抜くためにやってることがあるので注意」
「保護団体を装った窃盗団がいる、みたいなこと言われてたよね。ホントか知らんが。でも家族構成、在宅時間、間取り、世帯収入みたいなゴリゴリの個人情報を渡すことになるから悪いこと考える輩が出てもおかしくはない」
「譲渡する努力はせずに募金ビジネスみたいになってる団体多いんだよな」