明日17日は、関東から九州にかけて最高気温が25℃以上の夏日の地点が急増する見込みで、東京都心も4月に入って初めての夏日になりそうです。日中は急に暑いくらいになりますが、朝晩は冷え込み、気温差がかなり大きくなる所もあります。寒暖差による体調不良に要注意です。
関東から九州にかけて夏日地点が急増 日中は半袖の陽気
明日17日の日中の予想最高気温を見ると、関東から九州まで広い範囲で25℃以上の夏日が予想されています。東京都心は26℃の予想で、3月28日以来の夏日になる見込みです。そのほか、京都市は27℃、山梨県甲府市は28℃など各地で4月とは思えない暑さになりそうです。まだ、暑さに体が慣れていない季節ですので、「春の熱中症」に注意が必要です。外で運動する場合は水分補給をこまめにするなど対策をしてください。
朝は冷えて上着が必須 内陸部中心に10度未満の所も
さらに、朝の予想最低気温を見ると、関東から九州にかけて内陸部を中心に10℃を下回る見込みです。一日の気温差によって体が影響を受ける目安は7℃以上と言われていますが、明日(17日)は最低気温と最高気温の差が15℃以上の所が多くなりそうです。東京都心は16℃差、山梨県甲府市は19℃差、九州や四国の内陸部では20℃以上の差が予想されている所もあります。
寒暖差が大きいと、自律神経が過剰に働いて疲労感、倦怠感、だるさ、首肩こり、冷え、皮膚のかゆみ、めまい、気分の落ち込みなど体調不良を引き起こすことがあります。春は寒暖差が大きい季節なので、この先もご注意ください。
寒暖差疲労の対策
寒暖差疲労を防ぐための対策は以下の通りです。
①規則正しい生活を送る
まずは、規則正しい生活を心がけましょう。規則正しい生活を送ることで、ストレスをため過ぎずに自律神経を整えることができます。
②腸の調子を整える
脳と腸はさまざまな情報交換を行っています。腸の調子が整うと、お腹の調子はもちろん、自律神経が整い、心身のバランスも整います。ヨーグルトや味噌、納豆などの発酵食品などを積極的に摂取するようにしましょう。
③体温調節のできる服装を選ぶ
寒暖差の大きい時期は、脱ぎ着しやすい服装を選ぶようにしましょう。天気予報をこまめに確認して、気温に合った服装にすることで、体への負担を軽減させることができます。
④しっかり入浴する
お風呂入って全身を温めることで、一日の冷えがリセットされます。入浴の際には首まで浸かることも意識しましょう。首には重要な神経が多く集まっているため、首を温めることで自律神経を整えることができます。
⑤適度な運動やストレッチをする
適度な運動をして筋力をつけることで、代謝が上がり、体温を上げやすくなります。
首のストレッチもおすすめです。現代の私たちの日常生活では下を向いている時間が長く、首に大きな負担がかかりやすいです。日頃から首のストレッチなど、ケアを心がけましょう。
※監修:せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅司先生(https://setagayanaika.com/)