明日22日(土)以降も、東北から九州では花粉の大量飛散が予想されます。引き続き万全の花粉対策が必要です。また、西日本を中心に24日(月)ごろにかけて黄砂の飛来も予想されるため、注意してください。
明日22日(土)もスギ花粉が大量飛散 ヒノキ花粉も
明日22日(土)も東北から九州にかけてスギ花粉が大量に飛散しそうです。
関東から近畿にかけては「極めて多い」量の花粉が飛ぶでしょう。北陸も「極めて多い」予想です。東北や中国・四国、九州も「非常に多い」でしょう。明日22日(土)も万全の花粉対策が必要となりそうです。
一方、ヒノキ花粉の飛散も、東日本・西日本で始まっていて、明日22日(土)も各地でヒノキ花粉が飛ぶ予想です。3月中・下旬から本格的な飛散シーズンとなりますので、ヒノキ花粉でアレルギー症状が出る方は対策をしてください。
23日(日)以降 花粉の大量飛散続く
花粉は、明後日23日(日)以降も連日の大量飛散となりそうです。
新潟や東京、名古屋は「極めて多い」日が続くでしょう。仙台や大阪、広島、福岡でも26日(水)にかけて「非常に多い」量が飛びそうです。27日(木)は前線や低気圧の影響で全国的に雨が降り、大阪や広島、福岡では、花粉の量は抑えられるでしょう。
24日(月)ごろにかけて「黄砂」にも注意
週末は花粉に加えて、「春の5K」のひとつ、黄砂も日本付近に飛来する予想です。春の5Kとは、頭文字が「K」である花粉、黄砂、気温差、強風、乾燥のことを指します。
このうち、黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象で、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。
23日(日)は西日本を中心に、黄砂が飛来する予想です。また、24日(月)も大陸から日本付近に黄砂が飛んでくると予想されていて、西日本だけでなく、広い範囲で黄砂が観測される可能性もあります。
吸い込んでしまわないようマスクなどで対策をするほか、洗濯物は部屋干しにした方が良さそうです。また、車にうっすらと黄砂が付着する可能性もあります。手や指で払いのけたり、こすったりしてしまうと傷つけてしまうおそれもありますので、高圧の水で洗い流すと良いでしょう。
黄砂や花粉を防いで快適な生活を
春は、黄砂や花粉が飛びやすいシーズンです。黄砂や花粉をなるべく防ぐには、以下のような対策がおすすめです。
①外から帰った時には、玄関を入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、しっかりと払い落としましょう。花粉症でない方も、普段から、この習慣を心がけていただきたいものです。
②室内を換気する際は、窓を大きく開けると、その分、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。窓を10センチ程度開けて、レースのカーテンをするだけでも、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
③洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。花粉対策だけでなく、黄砂対策にも効果的です。その際、空気清浄機がある方は、ぜひ一緒に使ってください。綺麗な空気の中で、洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせそうです。