みなさんは学生の頃にした失敗やミスを覚えているでしょうか。 みんなの前で赤っ恥をかいてしまえば、大人になった今でも忘れられないこともあるでしょう。
漫画家のぼめそさんが描いた『放送事故の結果』は、放送委員の女子学生が放送室のマイクを切り忘れたまま会話をしてしまうというトラブルが描かれた作品です。以前ぼめそさんのX(旧Twitter)に投稿されると、まさかの結末に5000件を超える「いいね」が寄せられています。
「私」と「ミライ」は、昼休みに放送室でご飯を食べながら放送委員の役目を果たしていました。「〇〇さんのリクエスト曲を流します」とアナウンスを入れて曲を再生した後、2人はミライの好きな人についての会話を始めます。
ミライは「A組の田中が好きなんよね」と思いを語ると、すでに田中の好きな人を知っていた「私」は「待って両思いじゃん!?」と心の中で思います。それから「私」はミライへの詮索を始め、「いつから好きなん!?」「どこが好きなん!?」と、あらゆることを聞いていくも、2人は放送室のマイクを切り忘れていることに気づいておらず…。
2人が迎えた結末に、「ほっこりした」「青春って感じで清々しい」「2人の絆に魅せられてしまった」といった好評の声が。そこで作者であるぼめそさんに、同作を描いたきっかけについて話を聞きました。
―同作を描いたきっかけを教えてください。
この作品は、実は私自身の体験談が元になっています!予想外のハプニングからカップルが誕生するなんて、とても素敵な出来事だと感じたことがきっかけです。また、「委員会でのちょっとしたミスが思わぬ結果を招くこともあるよ」という小さな教訓も込めて描きました(笑)。
―作中で特に気に入っている場面とその理由を教えてください。
放送事故といえば、通常はハプニングとして語られることが多いですが、この作品ではその出来事がきっかけでハッピーエンドを迎える展開が気に入っています。両想いであることは知っていたものの、友人が心から嬉しそうにしている姿を見て、私自身もとても幸せな気持ちになれました。
―ほかにもほっこり系の作品を手がけているぼめそさんですが、展開や設定などはどのような経緯で思いつくのでしょうか?
自分自身や身近な人たちの体験談からインスピレーションを得ることが多いです。日常の中で、ふとした瞬間に生まれる感情や出来事をもとに、物語の核となる部分を膨らませていくことが多いですね。
―読者にメッセージをお願いいたします。
いつも読んでくださり、温かい応援を本当にありがとうございます。みなさんの声が、日々の創作活動の大きな励みになっています。これからも楽しんでいただける作品をお届けできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!
<ぼめそさん関連情報>
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