年間3500万個が売れる大阪・北新地発祥のひとくち餃子・点天 独立を夢みて試行錯誤するクラブの黒服が創業 陰の努力を周囲は見ていた

クラブTVO編集部 クラブTVO編集部

安くておいしい大衆食、餃子。そんな餃子をワンランク上のギフトとして知らしめた企業をご存じですか。 大阪・北新地発祥のひとくち餃子をお土産として売り出し、年間3500万個を販売する、ひとくち餃子の代名詞となった企業、「点天」です。

話を伺ったのは2代目社長の今野啓介さん。現在の年商18億円から50億円を目指すという熱き社長。今回はそんな「点天」成功の裏にある4つの幸運物語を紹介します。

①女性が食べやすいサイズ感に

「点天」の初代社長、今野啓一さんはもともと北新地のクラブで働いていましたが、30歳目前で飲食店の立ち上げを決意します。過去に市場で働いていた経験から自分なりの餃子を作ることに決め、通い慣れた北新地で店を出そうと考えますが、北新地の人たちが食べる餃子を模索します。

まず啓一さんが目につけたのはサイズ感でした。ホステスの女性たちがお客さんの前で大口を開けることを恥ずかしがっているのを見て女性でも気兼ねなく食べられるサイズにしようと考えます。

さらに、接客業の人が多いことからにんにくは敬遠されると思い、にんにくを極力カットし、その代わりにニラを大量に入れることにしたのです。

ひとくち餃子は北新地が発祥だそうで、有名な老舗の方に教えてもらい、そこに自分なりのアレンジをどんどん加えてオリジナルレシピを作っていきました。他にも同じような餃子の店があったので、「付加価値」をつけることで差別化を図り、まず選んでもらう餃子を目指したのです。

②ダメ出しをされたことで逆転の発想

そんなある日のこと、「餃子の飲食店をやりたい」とお客さんに伝えた際に「以前、竹の皮で包まれた餃子の土産をもらったが、カバンの中で潰れて最悪だった」「餃子の土産はアカン」と言われます。

そこで啓一さんは、寿司のように木箱に餃子を入れることを思いつきます。ダメ出しをヒントに高級感のあるパッケージに入れることにしたことで、北新地のお客さんにも合うのではないかと発想を変えたのです。

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