東京都心は今月、空気を潤すような雨が降っておらず、7日から19日連続で乾燥注意報が発表されています。年末年始も太平洋側は乾燥が続く見込みです。暖房を使う機会がさらに増えると思いますが、火の取り扱いやインフルエンザにも十分ご注意ください。
太平洋側は空気カラカラ
図は12月5日~24日にかけての降水量の合計ですが、太平洋側は各地で濃い茶色になっています。これはこの時期の平年と比べて降水量が20%以下と雨がかなり少ないことを表しています。今月は冬型の気圧配置の日が多く、比較的雨が少ない冬にしても、さらに少なくなっている状況です。
この影響で、東京都心では12月1日から0.5ミリしか降水が観測されておらず、7日から今日25日まで19日連続で乾燥注意報が発表されています。
太平洋側は年明けにかけて晴天が続く
この先の太平洋側の週間予報を見ると、東京、名古屋、大阪など各地で晴れマークが並び、空気を潤すほどの降水はほとんどなさそうです。
年末年始らしい寒さの日も多く、暖房が欠かせませんが、火の取り扱いは十分ご注意ください。また、インフルエンザなども流行っていますので、体調管理にもお気を付けください。
空気が乾燥 インフルエンザに注意
湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。
① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。
それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。