23日(月)は、太平洋側では空気がカラカラに乾き、東京都心では25日ぶりに湿度が10%台まで下がり、17日連続で「乾燥注意報」が発表されています。徳島市や那覇市では、今季最も空気が乾燥しました。太平洋側では、しばらく晴れが続いて、火災の危険度が更に高まりますので、火の取り扱いにはくれぐれもご注意ください。
今シーズン最も空気が乾いた所も 太平洋側に広く「乾燥注意報」
23日(月)は、西に高気圧、東に低気圧といった、西高東低の冬型の気圧配置にが続いているため、日本海側では大雪となっていますが、一方、太平洋側では広く晴れて、空気がカラカラに乾いています。
15時までの最小湿度は、東京都心では19%と、11月28日に観測した17%以来、25日ぶりに10%台になりました。また、徳島市は36%と今シーズン1位タイ、那覇市では39%と今シーズン最も空気が乾きました。
このため、15時現在、東北~沖縄の太平洋側を中心に、広い範囲に「乾燥注意報」が発表されています。東京地方では、これで17日連続の「乾燥注意報」です。
暖房器具など、火の取り扱いに注意が必要です。
しばらく晴天&乾燥が続く
この先の2週間天気を見てみますと、太平洋側では、しばらく晴れの日が続くでしょう。雨が降ったとしても一時的で、空気をしっかり潤すほどではなく、乾燥状態が長引きそうです。
晴天&乾燥が、まだまだ続くことで、住宅火災や林野火災など、火災発生の危険度が高まるおそれがあります。年の瀬で、何かと忙しい時期ですが、お出かけ前や、お休み前には、いま一度、火の元を確認してください。
空気が乾燥 火事を防ぐには
空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。
① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。
② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。
③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。
④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。
もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。