共働き夫婦が増え続けるなか、お互いを支え合う「家事分担」が重視されるようになっています。株式会社ナック(東京都新宿区)が実施した「家事分担」に関する調査によると、仲のいい夫婦だと思っていない既婚女性の約4割が「家事の10割を自身が担っている」と回答したことがわかりました。また、夫に手伝ってほしい家事は「掃除」が最多となったそうです。
調査は、1日8時間以上働く全国の20~50代の共働きの既婚女性400人を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。
まず、「現在の家事分担の割合」を調べたところ、仲のいい夫婦と感じている既婚女性(259人)では「妻7割・夫3割」(23.0%)、「妻5割・夫5割」(18.0%)、「妻6割・夫4割」(14.0%)など、3~5割ほど夫に家事を任せていることがわかりました。
反対に、仲がいいと思っていない既婚女性(74人)では「妻10割」(39.0%)が約4割を占め、夫婦間の家事負担の偏りが見られました。
ちなみに、「理想の家事分担の割合」を全回答者に聞いたところ、「妻5割・夫5割」が43.8%で最多に。しかし、実際に「妻5割・夫5割」の割合で家事を分担できているのは、仲のいい夫婦と思っている人で18.0%、仲のいい夫婦と思っていない人で5.0%にとどまりました。
さらに、「特に夫に手伝ってほしい家事」を尋ねたところ、「掃除」(54.0%)が最多となったほか、「ゴミ出し」(49.0%)、「料理」(37.8%)、「洗濯」(35.3%)が続きました。
また、家事の負担を減らすために「活用してみたいサービス」としては、「ハウスクリーニング」(42.0%)や「家事代行」(33.3%)に回答が集まりました。
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【出典】
▽株式会社ナック調べ