低燃費かつ高いデザイン性と性能…欠点少ない「ハスラー」の燃費をチェック ライバル車との比較から見えてくるハスラーの魅力と課題とは

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

ハスラーとライバル車の燃費を比較

同じ軽SUVのダイハツ「タフト」、スズキ「ジムニー」と比較すると、燃費性能はハスラーが最も優れています。

※それぞれ最も燃費の良いグレードを抽出

▽ライバル(1)ダイハツ「タフト」

【X/2WDの場合】
・WLTC燃費:21.4km/L
・新車価格:135.3万円

軽SUVで、ハスラーと同じく街乗りも意識して造られているタフト。迫力系の外観を備え、全車にガラスルーフを装着しています。また、ハスラーに比べて車両価格が抑えられており、アイドリングストップ非装着車の選択もあるのがメリットです。

SUVらしさと車両価格の安さが魅力である一方、マイルドハイブリッドの選択はありません。そのため、燃費性能ではハスラーに軍配が上がります。

タフトの中古車を見てみる

▽ライバル(2)スズキ「ジムニー」

【XG/4WDの場合】
・WLTC燃費:16.6km/L
・新車価格:165.4万円

ジムニーは、ハスラーと比べて燃費が悪く、車両価格も高いです。ただし、全車4WD搭載で、悪路走破性の高さはSUV全体で見てもトップクラスに近いレベルです。

街乗り向きの乗り心地ではないため、あくまで「趣味用のクルマ」と覚悟して購入しましょう。また、新車では非常に人気が高く、納期も長いです。そのため中古車市場もチェックしたほうが良いでしょう。

ジムニーの中古車を見てみる

▽Q. 先代(初代)ハスラーの燃費は?

先代ハスラーの燃費性能は、最終モデルで32.0km/L(JC08モード)です。一方、現行ハスラー2WD車(ターボなし)のJC08モードでの燃費表記は30.4km/L。つまり現行モデルは、初代より燃費がわずかに悪化している可能性があります。

これは、車体重量の増加が一つの原因と考えられます。現在のクルマは安全装備の搭載などで車重が重くなる傾向があります。

なお、先代ハスラーの中には純ガソリン車もあるため、中古から選ぶ場合は燃費性能などもよくチェックしましょう。

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