神戸の老舗タウン誌 斎藤知事支援の折田楓氏とは「無関係」 過去モデル参加も編集関与せず 「同じ名前使うなんてPR会社としてあり得ない」

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KOBECCOとKobeccoは異なるものですー。再選した斎藤元彦・兵庫県知事のSNS戦略をめぐり、詳細を明かしたnoteが論議を呼んでいる兵庫県西宮市のPR会社merchu(メルチュ)の社長・折田楓氏。この問題の巻き添えを食う形になった神戸の老舗タウン誌が異例ともいえる長文コメントを発表しました。「折田氏は、弊誌(月刊神戸っ子 KOBECCO)の撮影において、過去にモデルとしてご参加いただいた経緯がございますが、それ以外の編集作業、記事執筆などの活動には一切関与しておりません。また、メルチュ(株式会社merchu)が運営しておりますSNS「Kobecco」と弊誌は、全く関係がございません。」

プレスリリースサイトに残る過去リリースによると、メルチュ社は神戸の魅力を発信するメディア「Kobecco」を運営。「Instagramやホームページを中心に、神戸の街の魅力をおしゃれかわいく発信するメディア。20代を中心とした神戸にゆかりのあるメンバーが、「神戸をみんなで元気にしたい」という思いで活動しています」「これまで神戸市役所、ハリウッド株式会社、神戸BALなど様々な企業や団体と、コラボレーション(PR活動・販促企画・商品企画・モデル起用など)を行ってきました」などの記述が確認できます。公式インスタ(https://www.instagram.com/kobecco_channel/)のフォロワーは3.5万人。

創刊1961年で兵庫・神戸周辺のグルメや観光情報を届けるタウン情報誌「月刊神戸っ子」(運営:服部プロセス株式会社)は27日、「月刊神戸っ子 KOBECCOとメルチュ(株式会社merchu)折田楓氏(Kobecco)の関係についての一部メディアにおける誤情報についての説明と、読者および関係者の皆さまへ重要なお知らせとお詫び」と題したコメントを高橋直人編集長の名前で発表しました。

「一部メディアにおいて、弊誌(月刊神戸っ子 KOBECCO)と株式会社merchu 折田楓氏(以下、折田氏)に関する内容が掲載されておりますが、その内容に多数の誤情報が含まれていることによる誤解、および弊誌における業務に重大な障害が生じております。」として「折田氏は、弊誌(月刊神戸っ子 KOBECCO)の撮影において、過去にモデルとしてご参加いただいた経緯がございますが、それ以外の編集作業、記事執筆などの活動には一切関与しておりません」「メルチュ(株式会社merchu)が運営しておりますSNS「Kobecco」と弊誌は、全く関係がございません。弊誌(月刊神戸っ子 KOBECCO)は、全て大文字のローマ字表記になり、メルチュ(株式会社merchu)が運営しておりますSNS「Kobecco」は、頭文字が大文字の他は小文字のローマ字表記になります。」と事実関係を説明しています。続けて「一部のブログ記事やSNSにおいて、折田氏が弊誌の立ち上げに深く関わっているかのような表現がなされており、これが読者の皆さまや関係者の方々の混乱を招き、多数のご質問やお問い合わせをいただく事態となっております」とコメントしています。

KOBECCOとKobeccoはローマ字表記は異なりますが、綴り、読み方は同じです。特許情報プラットフォームでKOBECCOで検索したところ、KOBECCOは2006年に登録、Kobeccoは2024年に登録(商標は§Kobecco)されています。Xでは「自社サイトを小文字にしたところでネーミングはパクリ」「月刊KOBECCOは昔からの神戸のタウン情報誌 その情報誌名前をパクるって…」「kobeccoは折田楓さんの会社の登録商標です 折田楓さんは法的に使用が認められています」批判と理解の双方から声が上がっています。

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