婚活情報サイト『オミカレ』を運営する株式会社オミカレ(東京都杉並区)は、このほど「異性との出会い」に関する調査結果を発表しました。同調査によると、男性の約7割、女性の約6割が「日常的に異性との接点がない」と回答したことがわかりました。また、日常的に異性との接点がある場合でも、「好みの異性はいない」と答えた人が男女合わせて7割強に上ったそうです。
調査は、全国の同サイト会員1137人を対象として、2024年8月にインターネットで実施されました。
同社によると、結婚適齢期とされる20~39歳の人口は、2003年から2023年の20年間で、なんと約820万人も減少(※)。20年前と比べて、"同世代の異性と自然に出会うこと"自体が困難になっているのが現状といいます。
(※)e-Stat/第10表 都道府県,年齢(5歳階級),男女別人口-総人口(平成15年10月1日現在)のデータより同社作成
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200524&tstat=000000090001&cycle=7&year=20030&month=0&tclass1=000001011679&tclass2val=0
そこで、「現在、日常的に異性との接点はありますか」と尋ねたところ、男性の71.5%、女性の58.3%が「ない」と回答。
その理由として、「職場が同性のみ」「リモートワークがメイン」「コンプラに厳しい会社で、異性とプライベートな話が禁止されている」「ハラスメントになる可能性があり、異性との接触を避けている」といった声が寄せられました。
一方、日常的に異性との接点がある人に、「職場で異性と知り合う機会はありますか」と尋ねたところ、「なし」と答えたのは男性が11.7%、女性が9.0%と1割ほどにとどまっています。
しかし、男性の30.6%、女性の45.2%が、異性と知り合う機会はあるが、「好みの異性はいない」と回答。さらに、男性の33.3%、女性の36.2%が「職場での恋愛はしたくない」と回答しており、多くの婚活者にとって、職場は"出会いの場"になっていないということがわかりました。
また、「現在、恋活・婚活をしていること」について、男性の51.7%、女性の33.8%が「誰にも知らせていない」と回答していることから、「友人からの紹介はない」という男性が65.3%、女性は60.0%と、紹介される機会を逃している可能性があることがうかがえました。
最後に、「婚活サービスの利用を通じて、何らかの交流をとった(婚活パーティーでの会話、プリ上で「いいね」)を送る、結婚紹介所からの紹介など)」と答えた人に「交際人数」を教えてもらったところ、男性の29.0%、女性の25.0%が「0人」と回答したそうです。