「私のベッドなのだが」
朝夕は少し肌寒さも感じられる今日この頃、ベッドを占領する猫ちゃんたちの写真がX(旧Twitter)で話題になりました。
投稿したのは、東北地方に住む飼い主のゆーちゃん(@mikanhian)。就寝時間になると、飼い主さんのベッドはすでに猫ちゃんたちで埋め尽くされてしまい、寝られないとか。そんな猫ちゃんに埋め尽くされたベッドには、猫好きの人たちからたくさんのコメントが寄せられています。
「猫さん柄のカーペット 寒い季節には必須ですね~」
「寝る場所ないですね」
「私も猫まみれになりたい」
「白い所は毛布かな?と思ったらにゃんこだった、凄い。隙間が残されてない」
「ネコ:あっためといてやったぜ」
「猫さん柄のカーペット 寒い季節には必須ですね~」
「猫達、沢山居すぎだぁ~!乗っ取られている 居心地良いのね」
多くの人たちを興奮させた猫だらけのベッド。撮影時のことを、飼い主さんに聞きました。
ベッドには数年寝たことがない飼い主…なぜ?
――ベッドが猫ちゃんたちに占領され、寝られませんね…。
「私の部屋は(猫の)男の子部屋になっております。もともとこのベッドには数年寝たことがないんです。ベッドメイクは毎晩しますが、メイク後5分くらいで10数匹が占領してしまうので寝ようとしても寝る場所がなくなります。この日は18匹だったと思います」
――東北にお住まいとのことですが、この日の温度は。
「この日の夜の温度は14度くらいでした、部屋はエアコンで22~24度に保たれていますが、なぜか年中猫団子を作ります。ただ夏場14匹前後、冬は20匹オーバーで季節によって大きくなったり小さくなったり。やはり温度が下がると空調がない所にいられないのでここに来るようです」
――なるほど寝室が快適な温度だから、猫ちゃんたちが集まるわけですね。とはいえ、普段はどこで寝ている?
「毎日のことですが、ベッドの脇の床に布団を敷いて寝ております…」
猫の多頭飼い…全頭避妊・去勢 保健所の抜き打ちチェックでも「問題なし。完璧です」
――猫ちゃんをたくさん飼われているのですね。
「はい。部屋は男の子部屋、女の子部屋、ダイニング部屋、サンルーム部屋、子育て部屋に分かれて生活しております。子育て部屋(現在は先月保護した子猫が1匹だけなので閉鎖中)以外は、みんな自由に各部屋を行き来できるようにしております」
――多頭飼いをされているということで、11月に保健所の方が抜き打ちチェックに来られたとか。
「保健所は避妊去勢の有無の確認、完全室内飼いの確認、ワクチン証明書チェック、猫たちの衛生状態と環境、何人で世話をして後継者がいるかなどをチェックされました。多頭飼育崩壊の心配をしているように見受けられましたが、この頭数でしかも個人でしっかりとやるべきことができていて、後継者もいるということで感心されていました。ですので、保健所の方々からは『問題なし。完璧です』との評価をもらえました」
――猫ちゃんたちが増えた経緯は。
「猫を飼いはじめて早くも20年以上になります。最初は1匹の里親からスタートしまして、ペットショップで売れ残った殺処分目前の子を買い取ったり、仕事場に来た野良猫らを保護したりと、日に日に増えていきました。ただ多頭飼育崩壊になってはいけませんので、全頭避妊・去勢もしております。もちろんワクチン、虫駆除済みで、1匹1匹の健康観察も欠かせません。ただこれだけの頭数になると早朝から寝る直前まで猫の世話なので大変ですが、経済的に援助などもいただかず細々と生活。もちろん仕事もしており、家族4人の収入のほとんどを猫のために使っています。私たちは保護団体ではありません」