シニアのみなさんが考える「夫婦観」はどのようなものなのでしょうか。ソニー生命保険株式会社(東京都千代田区)が実施した「第12回 シニアの生活意識調査」のなかで聞いたところ、男性は約9割、女性では8割弱が「老後も配偶者と一緒に暮らしたい」と回答したことがわかりました。では、「生まれ変わっても今の配偶者と結婚したい」と思う人はどのくらいいるのでしょうか。
調査は、全国の50~79歳の男女1000人を対象として、2024年8月にインターネットで実施されました。
配偶者がいる692人に対して、「老後も配偶者と一緒に暮らしたいと思いますか」と尋ねたところ、全体の85.1%が「暮らしたいと思う」(非常にそう思う46.8%、どちらかといえばそう思う38.3%)と回答しました。
「暮らしたいと思う」と答えた割合を男女別にみると、男性の92.5%に対して、女性では77.2%と、女性のほうが15.3ポイント低くなり、男女間で意識のギャップがみられる結果となりました。
では、「生まれ変わっても今の相手(配偶者)と結婚したいと思う」人はどのくらいいるのでしょうか。調査の結果、全体の61.6%が「今の相手と結婚したいと思う」と回答。
これを男女別にみると、男性の71.6%に対して女性では50.8%と、女性のほうが20.8ポイントも低い結果となりました。
また、「今後、配偶者としたいこと」については、「旅行」(64.5%)、「外食」(51.9%)、「会話」(31.8%)、「散歩」(29.8%)などが上位に挙がりました。
これを男女別にみると、「旅行」(男性71.0%、女性57.4%)と「ショッピング」(男性32.0%、女性18.6%)は女性と比べて男性のほうが10ポイント以上高くなっており、一緒に観光地や景勝地を巡ったり、買い物を楽しんだりしたいと思う男性シニアが多いことがうかがえる結果となりました。