体中に葉っぱをまとったガリガリの野良猫を保護するも、先住猫との仲が悪く→新たな里親さんが見つかった

渡辺 陽 渡辺 陽

ガリガリの野良猫

Tさんは、東京都で長年にわたりペットシッターをする傍ら、動物の保護活動を続けています。ある日、過去に猫を譲渡したご家庭から、緊急の相談を受けました。相談者が困っていること、それは外で暮らすガリガリに痩せた猫「ひなちゃん」を見つけたというものでした。

「当時のひなは野良猫で、体中に葉っぱをまとい、必死に助けを求めているように見えました。その姿は、心に深く刻まれています」

Tさんは、ひなちゃんを救うためにさまざまなアドバイスをして、ひなちゃんは無事に保護されました。ひなちゃんは相談者の家庭で暮らすこととなり、Tさんも送られてきた写真や動画を見て、その命が救われたことを心から喜びました。しかし、その家庭には深刻な事情があり、ひなちゃんを飼育することができなくなってしまったそうです。

「さらに、かつて私が譲渡した先住猫たちとの折り合いが悪く、ひなはずっと個室での隔離生活を余儀なくされていました」

新しい家族のもとへ。今後こそ幸せに

Tさんはペットシッターとして、ひなちゃんのお世話を続けてきました。彼女の性格や暮らしぶりをよく知るTさんは、保護された家庭ではひなちゃんを育てることができないと思い、自分の手で新たなご縁を探すことを決意しました。

その後、ひなちゃんはTさんの家に一時的に移動してきましたが、Tさんの家にはすでに病気の猫や老犬、まだ人馴れしていない保護猫たちがいて、ひなちゃんを長期的にステイさせることは困難でした。

そこで、譲渡サイトにひなちゃんの情報を掲載すると、すぐに新しい里親が見つかりました。ひなちゃんのために病院でノミ・マダニ駆除薬を貰い、爪も切って万全の準備をしているTさん。

「今度の家は先住猫が1匹いる家庭で、今度こそひなが幸せになれることを強く願っています」と語ってくれました。

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