どんちゃんは胸水を抜く管がなかなか取れず、全く食べなくなった。4㎏あった体重は2.4㎏まで減少。立ち上がって歩けるようになるまでには、1カ月もの月日を費やした。
退院後は、強制給餌。右前足にできた褥瘡(じょくそう)の治療をし、傷口からの感染症を防ぐため、飼い主さんは5カ月間、仕事の休みを合わせて週に2回通院した。
「病院側からは胸腺腫の手術で予後が悪かったため、3㎏を超えないと断脚手術は難しいと言われていました」
どんちゃんは痛みを感じており、動いたり寝たりするのが大変な様子だったそう。そこで、猫トイレを段差の少ないものに変更。家族は全員が留守にならないように仕事を調整したり、ホームカメラをつけて様子を見守ったりするなど、どんちゃん中心の生活を送った。