小学校の個人懇談、たった10分間で「先生と何を話す?」 現役教師からのアドバイスに「何を聞こうかと思ってた」「メモしていきます!」

太田 真弓 太田 真弓

「個人懇談 先生と何を話す?」。7月に入り、夏休みを前に予定されている方も多いのではないでしょうか? しかし、限られた短い時間で何を聞けばいいのか…動画で話題になった現役小学校教諭に教えてもらいました。

小学校で10年以上毎年個人懇談をしてきたハチ先生(@88teacher888)が、Instagramで紹介したのは担任の先生に聞くべき3つのこと。

例えば、
①国語や算数の理解度
どのくらい理解できているのか、またつまずきがあれば夏休みに家庭ではどんなことをしたらよいのか聞いてみましょう。

②給食を食べている様子
低学年のうちは好き嫌いなく時間内に食べられているのか気になります。

③休み時間は誰と何をして遊んでいるのか
一人ぼっちなのではと心配だったり、低学年のお子さんだと聞いてもよくわからないことがあったりします。 

「7月に小学校はじめての面談がありとても緊張しています」
「ちょうどお知らせを頂戴し、何を聞こうかと思っておりましたので、大変助かりました」
「10分ですが。。聞きたいことありすぎて」
「15分で聞き終えるのか心配ですが、とりあえず要点だけメモして行こうと思います」
などのコメントが届き、参考になった様子。また、希望制だったり、懇談がないという学校、参観がない月に年3回あるという方も。学校によって開催時期や実施方法が様々である状況も見えてきました。

ハチさんにお話を聞きました。

担任との信頼を深める機会に

――なぜこの投稿を?

個人懇談は一人10分程度と短いですが、担任の先生と話せる貴重な機会なのでぜひ知ってほしいと思い、投稿しました。

――聞くべきこと3つ、とても参考になります。

こういった内容を低学年の懇談では伝えています。更にお時間があるようであれば、④お家での様子を伝える ⑤気になっていることの相談 などをしてみると良いかと思います。

――低学年では特に国語と算数の理解度が大切、と?

はい。今後の学習の基礎となるからです。また、低学年のうちは、つまずいても戻れる時間の余裕があります。

――もし時間が足りなかったら?

個人懇談は、他の方の懇談時間もありますので、もう少し聞きたいという場合には、連絡帳や電話などで聞いていただいても構いません。

――ちなみに、高学年であればどんなことを聞いてみたら?

国語や算数の理解度に関係しますが、学習のつまずきはどうやって家庭で取り組んだら良いのかを聞いてもらえると良いと思います。特に高学年は、「算数を教えるのが難しい」と保護者の方から相談を受けます。

――保護者の方に伝えたいことがあればお願いします。

小学生になると担任の先生と顔を合わせる機会は本当に少なくなりますので、気になることは遠慮なく聞いてくださいね。ご両親で参加していただいても大丈夫です。担任の先生との信頼関係を深める機会になればと思っています。

◇     ◇

「何を話せば良いかわからない」「何か言われるかな」「あれこれいっぱい聞きたいことが…」と保護者にとってもドキドキする個人懇談。学校でのお子さんの様子を知ることができ、先生からのお話を直接聞ける大切な時間です。

今回のアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか。またハチさんは個人懇談の前は「図工や書写などの作品や学校生活の様子が分かる掲示を準備」するとのことで、掲示物などもチェックして、お子さんを褒めるポイントを見つけたいですね。

ハチさんは「夏休みの宿題かんたん工作実験4選」や「プールに絶対持たせたいアイテム」など、お子さんたちの小学校生活に役立つ情報をSNSにタイムリーに発信。夏休み中に活躍しそうな情報もたくさんあります。

【小学校教師ハチさん関連情報】
■TikTok https://www.tiktok.com/@88hachi888
■Instagram https://www.instagram.com/88teacher888/

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