肌や髪に、目の機能も…不調を実感しはじめる年代は? 心の悩みも「イライラすること増えた」「些細なことでストレス」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

30代を迎えると、カラダやココロに不調が表れやすくなるといいます。キューサイ株式会社(福岡市中央区)が実施した「第1回 全国ウェルエイジング調査」によると、カラダ(身体面)の不調は「肌のトラブル」、ココロ(精神面)の不調は「将来への不安」がそれぞれ1位となり、どちらも30代から現れはじめるという実感結果が出ていることが分かったそうです。

調査は、全国の20~79歳の男女4512人を対象として、2024年2月にインターネットで実施されました。

はじめに、「カラダ(身体面)の不調」について聞いたところ、不調を感じている割合が高い順に1位「肌のトラブル」(74.6%)、2位「髪のトラブル」(71.0%)、3位「目の機能低下」(61.3%)となり、カラダの不調は「見た目」から感じやすく、30代から現れはじめるという実感結果が出ていることが分かりました。

また、「健康に対する重要度と満足度」を各器官別に回答してもらったところ、理想(重要度)と現実(満足度)のギャップが大きい順に、1位「目の機能」(重要度65.8%、満足度33.3%、差分32.5%)、2位「睡眠」(同67.0%、同38.8%、同28.2%)、3位「足腰の調子」(同66.2%、同42.1%、同24.1%)という結果になりました。

他方、「ココロ(精神面)の不調」については、不調を感じている割合が高い順に1位「将来への不安」(68.4%)、2位「些細なことでストレスを感じることが増える」(63.9%)、3位「イライラすることが増える」(61.6%)などが上位となり、カラダの不調と同様に30代から現れはじめるという実感結果が出たといいます。

また、「健康に対する重要度と満足度」について、「ポジティブな感情を抱くこと」「何らかに没頭すること」「他者とのよい関係を築くこと」「人生の意義や目的を考えて行動すること」「何かを達成すること」の5つの指標で回答してもらったところ、理想(重要度)と現実(満足度)のギャップが最も大きくなった指標は「ポジティブな感情を抱くこと」(重要度63.6%、満足度47.0%、差分16.6%)となりました。

同社は、人生100年時代といわれる現代において、年齢に抗うのではなくありのままの自分を受け入れ、ココロ豊かに生きることを「ウェルエイジング」と定義。

そこで、自身のカラダとココロの健康度を自己採点した「ウェルエイジングスコア」が高いグループと低いグループに分けて、「カラダ(身体面)の不調なし」と答えた人の割合を比較した結果、「疲労感」において、スコアが高いグループは31.6%、低いグループは57.9%と約1.8倍もの差があることが分かりました。

他方、「ココロ(精神面)の不調なし」と答えた人でみると、「やる気が出ない」において、スコアが高いグループは27.3%、低いグループは52.6%と約1.9倍もの差がみられました。

最後に、「食生活で意識して取り入れている栄養素」について、ウェルエイジングスコアが高いグループと低いグループで比較したところ、低スコアグループでは「特になし」が最多となった一方で、高スコアグループでは肌トラブルには「マグネシウム」(67.1%)、運動と不眠には「タンパク質」(64.2%)など、意識している栄養素が6割を超える結果となったそうです。

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【出典】
▽キューサイ調べ

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