「猫が散歩中に逃げ出した!」そもそも猫に「外出」は必要?環境省や獣医師も推奨する「猫の完全室内飼育」について保護猫の飼い主に聞いた

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

優先すべきは「人間側の満足」じゃなく「猫の命」

そもそもなぜ、「猫を外に出してはいけない」のか?この点について、愛玩動物飼養管理士の資格を持つクウちゃんとカイちゃんの飼い主さんは、「動物の愛護及び管理に関する法律を考えても、飼い猫は管理下に置くことが必要だと思います。外に出していたら管理ができているとは言えないでしょう」と、語る。

「猫が外にいることについては、感染症や近隣への糞尿等の被害、生態系への悪影響、給餌や排泄を確認できず病気の発見が遅れる、迷子の猫なのか外猫なのかの判断がつかず保護してもらえないなど、多くのリスクがあります。

それだけのリスクを負って得られるメリットは、『猫が楽しそうにしていた』と、人間が満足することだけです。室内でもキャットタワーを設置することなどで上下運動ができる環境を用意し、人間が一緒におもちゃで遊ぶなど、狩の欲求を満たしてあげれば、猫は満足してくれます」(クウとカイさん)

猫の室内飼育のメリット/デメリットや、室内で飼育する際の環境については、環境省の公式HPに図解を使って詳しく解説されている。動物愛護管理法に従って適切に飼育し、大切な愛猫の命をしっかりと守ってほしい。

◼︎「クウとカイ」さんのXアカウント

◼︎環境省「宣誓!無責任飼い主ゼロ ~猫は室内で飼いましょう~」

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