趣味で日本画を描く真夜中さん(@mayonakanoF)。何気なく猫のスケッチをしていたら、息子さんがあるものを描き足してきて、魅力あふれる絵になりました。息子さんは何を描いたのでしょうか。
「猫スケッチしてたら息子氏がやってきて街を描いて行った。とても好き!」とXに投稿した真夜中さん。眠っている長毛種の猫のお腹から頭にかけて、坂を上っていくような街の風景が描かれていたのです。よく見ると、灯台や出港していく船も描いてあり、まさに「猫の島」。
真夜中さんにお話を聞きました。
ーーこの猫は?
「愛猫の凪です。保護猫で4年前にうちにやってきました。賢くて優しい男の子です。息子とも仲良しです」
ーー凪ちゃんの絵に息子さんが描いた街が融合していますね。
「私は動植物や自然が好きなのですが、息子は街並みや建築、都市が好きで、全然好みが違います。パースも知らないのに、俯瞰で街を描いたりと小さい頃から独特な個性や感性があって面白いです。私は立体がとても苦手なので時々絵の歪みを直してもらったりします」
ーー息子さんもずっと絵を描かれているのですか。
「鉛筆を握れるようになってからずっと何か描いてます。やはりビルや街、車を描いてました。テーマや期限があるものは苦手なので、気が乗らないと描きません。というか、描けないみたい。いつもボールペンなので、色をつけるのも苦手です。最近は味わい深い人物を描いていて、ノートの端やチラシの裏などからおじさんが見つかります」
ーー将来、合作してみたい?
「彼は『やろう!』と言うと引いていくのですが、私が楽しそうに描いていたら寄ってきて、横で何か描いてます。だから何かを一緒にやるのは難しいかも。でも今回の猫の絵が素敵だったので、日本画で描いてみたいです」
2人で30分ほどで描いたという猫の絵。街が加わることで物語が生まれました。真夜中さんは20年ぶりに絵を描き始め、日本画家を目指しているそうですが、息子さんが手を加えた絵も見てみたいですね。