株式会社しんげん(東京都渋谷区)が運営する主婦向けの情報メディア『SHUFUFU』は、このほど「闇バイト」に関する調査結果を発表しました。同調査によると、2割弱の人が「闇バイトや怪しいバイトの求人を見たり、誘いを受けた」経験があることが分かりました。では、闇バイトや怪しいバイトの具体的な内容はどのようなものだったのでしょうか。
調査は、現在アルバイトをしている全国の10~30代の男女200人を対象として、2024年5月にインターネットで実施されました。
調査の結果、全体の18.5%が「闇バイトや怪しいバイトの求人を見たり、誘いを受けたことがある」と回答し、遭遇率は意外と高いことがうかがえました。
そこで、「闇バイトや怪しいバイトの求人を見たり、誘いを受けたことがある」と回答した人に「求人を見たり、誘いを受けた方法」について複数回答で答えてもらったところ、「アルバイト求人サイト」「Twitter」(いずれも27.0%)、「友人・知人の紹介」(24.3%)、「Instagram」(21.6%)といった回答が上位に挙がり、目につきやすい場所で募集されていることが分かりました。具体的な内容についてのコメントは以下の通りです。
【求人を見たり、誘いを受けた怪しいバイトの内容】
▽決まった内容を入力するだけで毎日3万円ほど稼げるというもの(30代女性)
▽一件5万の荷物運搬(20代女性)
▽「スマホ一台で簡単に月10万円稼げます」といった謳い文句の求人(30代男性)
▽車で物を運ぶ仕事でした。ルート通りに行って公園に捨てる内容(30代男性)
▽スタンプを送るだけ、のような単純作業で多額のお金を稼ぐもの(20代女性)
▽サプリを販売するだけで収入が入ってくる内容(20代女性)
▽口座を作って渡すバイト。1口座約5万円での取引だった(20代男性)
▽求人アプリで、アプリ外でのメッセージのやり取りが禁止されているにも関わらず、外部メッセージアプリへの誘導があった(30代女性)
▽仕事内容がはっきりと書かれておらず、高時給とだけ書かれていたので怪しいと思いました(20代女性)
▽TikTokで”いいね”を押すだけのバイトだが、報酬は中国の仮想通貨サイトを利用するというもの。よく調べたら日本では出金できない仕組みだった(30代女性)
▽見ただけなのですが、事務の受付と書いていながら高額で会社名も見ても業務内容にそぐわない気がし、検索したら反社会的勢力の事務所だという記事が見つかった (30代女性)
最後に、「周囲で闇バイトを経験したことがある人はいますか」と尋ねたところ、「いない」(90.0%)が大多数だった一方で、「いる」(10.0%)と答えた人は10人に1人と、一定数見られることが分かったそうです。
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【出典】
▽SHUFUFU/バイト求人で「闇バイト」の遭遇経験は意外と高い?実際に見かけた「闇バイト」の仕事内容を聞きました
https://shufufu.net/13865/