アンファー株式会社(東京都千代田区)は、このほど「2024年版薄毛の境界線」に関する調査結果を発表しました。同調査によると、薄毛の境界線は「6cm」となり、指4本が収まる人は薄毛に認定される結果となりました。薄毛の境界線に最も厳しい都道府県はどこなのでしょうか。
調査は、全国の20~70代未満の男女4700人(男女比50:50、都道府県各100人、20代~60代各10人)を対象として、2024年3月にインターネットで実施されました。
おでこの広さ(眉毛の上から生え際まで)別に4cm~8cmの選択肢(イラスト参照)を用意し、薄毛と感じる認定ライン「薄毛の境界線」(以下、境界線)について質問したところ、最も多かった境界線は「6cm」(35.4%)となりました。
また、全回答の境界線平均値は「6.08cm」となり、前年比で-0.02cm、一昨年比では約-0.1cmと、2年連続で減少していることが分かりました。この結果から、日本全体が年々薄毛に対して厳しい見方を持つようになっていることが明らかになりました。
年代別では、20代の男性は5.79cm、女性は6.09cmで、平均値は5.9cmと最も厳しい結果となり、若い世代が見た目に対して非常に敏感であることが分かりました。
この背景として同社は、「SNSの普及により日常的に自分の見た目を意識する機会が増えていることや、近年の美容意識の高まりによる男性用コスメ市場の拡大も一因では」と考察しています。
また、おでこの広さの選択肢の中から、4cm・5cmと回答した人を「厳しい」、7cm・8cmと回答した人を「寛容」として、「薄毛の境界線に厳しい都道府県」を調べたところ、最も厳しい都道府県は「愛知県」(平均5.87cm)となりました。
愛知県が薄毛に厳しい理由について同社は、「愛知県の県民性として自己管理や見た目に対する意識が高いことが挙げられます」と推察しています。
一方、「最も薄毛の境界線に寛容な都道府県」となった「長野県」(同6.27cm)について同社は、「長野県は見た目よりも内面的な価値観を重視する傾向が強いことが伺えます」とコメントしています。