「ビッグカツは夜景にもなる。万能素材すぎる」
デザイナーとして活動されているトミナガハルキさん(@asobodesign)が、おつまみ/おやつの定番商品“ビッグカツ”を使って、見事な夜景デザインを作成。プロの技量に驚嘆の声が多数上がっています。
“ビッグカツ”は、スグル食品グループが製造販売するロングセラー商品。この度、株式会社すぐるのX(旧Twitter)公式アカウントにて、「フリー素材としてどうぞご自由にお使いくださいませ!」と、商品の写真が公開されました。
トミナガさんは、その画像を引用。何の変哲もないカツの衣から、なんと、イルミネーションがあちこちに散りばめられた、見事な夜景を生み出してしまいました!この原型がカツだったなどとは、もはや信じられません…。
プロの技術力に、リプ欄にも称賛と驚きの声が多数寄せられました。
「え……天才か……????????」
「ビックカツがこんなになるなて、すごすぎる!!!」
「イルミネーションが見える…」
「これがプロのお仕事…」
トミナガさんに聞きました。
――今回、ビッグカツの画像を引用しようと思われたのは?
トミナガさん:気分転換にちょうど良さそうだと思い、大喜利に参加するような気持ちで取り組みました。濃淡が適度に分散しており、綺麗なオレンジ色だったので、「これはあまり加工しなくてもイルミネーションになるなぁ」と思いました。
――見ただけで使いやすそうだと判断されたのですね!具体的には、どのような処理をされたのでしょう?
トミナガさん:Photoshopを使用しています。手順としては、「トーンカーブ」を極端にしてメリハリを強調→適度に黒で塗りつぶして暗闇部分を作る→真ん中辺りを暗くマスクする→「フィールドぼかし」を適用・調整します。ここまで5~10分あれば充分です。あとはいい感じにタイトルをレイアウトして完成です。
――他にもビッグカツを引用したデザインはありますか?
トミナガさん:Xに載せていますが、汚し(グランジ)っぽい素材としての活用は鉄板だと思います。普通に仕事で使えると思います。
そこから発展させると、魔法剣のエフェクトなどにも応用ができます。
これはPhotoshopと関係ありませんが、ビッグカツをモチーフにしたゲームも作ってみました。ビッグカツをモチーフにしているので、ボールが当たるとカツが飛び散ってどんどん小さくなります。元の素材は使っていないので、ルール違反ですかね(笑)。
なぜビッグカツの画像を提供?製造元に聞いた
トミナガさんのプロの技術力によって、数々のデザイン画像に生まれ変わったビッグカツの衣。なぜ、ビッグカツの画像が、フリー素材として提供されたのでしょうか?その経緯について、株式会社すぐる・代表取締役社長の大塩和孝さんにおうかがいしました。
「(Xの公式アカウントに)投稿するものに迷い、何気なくパソコンのフォルダを見たところ、ビッグカツの画像ファイルがあったので、それを使用しました」(大塩さん)
なんと、画像提供は単なる“思いつき”だったとのこと。
そんな軽い気持ちの投稿ではあったものの、歴史のある人気駄菓子商品と現代のデザイナーのセンスが組み合わさり、結果的には奇跡のコラボになりましたね。
また、そんな大塩さんの投稿は、トミナガさん以外にもたくさんの人たちの注目を集めており、他にもビッグカツを題材にした作品がXにて多く投稿されています。
◇ ◇
現在、デザイン事務所AMIXの代表であり、グラフィックデザイナーとして活動をされているトミナガさん。
「あまり無理をせず、健康第一で働いていきたいなと思っています」
と、仕事との関わり方について話してくれました。
そんなトミナガさんですが、『#ズボラPhotoshop 知識いらずの絶品3分デザイン』という書籍も出版されています。「もしご興味があれば手に取ってみてください」とのことです。
■トミナガハルキさんのX(旧Twitter)はこちら
→https://x.com/asobodesign
■トミナガハルキさんのホームページはこちら
→https://amix-design.com/tominaga/
■書籍『#ズボラPhotoshop』はこちら
→https://amzn.asia/d/7C8xKNl
■株式会社すぐるのX「ビッグカツといか姿フライのすぐる【公式】」はこちら
→https://x.com/SUGURU_BIGKATSU
■スグル食品グループ(スグル食品/すぐる)のホームページはこちら
→https://suguru-net.com/