株式会社トキハナ(東京都港区)は、このほど「結婚式・結婚に関する不満を教えてください!アンケート」の結果を発表しました。同調査によると、女性回答者の約4人に3人が「結婚式で着る服に迷った経験がある」ことが分かりました。結婚式で着る服に迷う原因となる「謎ドレスコード」にはどのようなものが挙げられたのでしょうか。
調査は、全国の20〜40代のX(旧ツイッター)ユーザー男女324人を対象として、2024年5月にインターネットで実施されました。
その結果、女性回答者の約4人に3人が「結婚式で着る服に迷った経験がある」(74.8%)と回答し、慣習やマナーが多すぎて「何を着たらいいかわからない」若者が続出していることが判明。
そこで、「参列者として嫌だったこと・困ったこと」で上位に挙げられた結婚式の「謎ドレスコード」について聞いたところ、「黒ネクタイNG」「動物の皮NG」「肩出しNG」「太いヒールNG」「揺れるアクセサリー(ピアス/イヤリング)NG」「小さい鞄がマスト」といった意見が寄せられました。
参列者が結婚式で着る服を迷ってしまうことについて同社は、「一般的なドレスコードと違い、特に明確な指定がないから」と考察。
さらに、「暗黙の了解として『こうでなくてはならない』『世間一般的にこう言われているからこのアイテムは着てはいけない』というネットに点在する曖昧なルールが広がっているのが、参列者を悩ます原因では」と指摘しています。
また、回答者自身も、結婚式の服装の縛りの多さに違和感を感じているものの、「大切な友人や知人の人生の重要な節目にふさわしくない格好で参加することは避けたい」「新郎新婦の親族にマナー違反と思われたくない」など、非常識とされることへの不安から、「服装の細かいマナーにも従うようにしている」という意見が多く集まりました。
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「主催者である新郎新婦が良しとする服装であれば、周りの人は慣習などに振り回されてとやかく言う必要はないはず」とする同社は、「結婚式で何着る問題」を解決する方法として、以下のような提案をしています。
▽ドレスコードは主催者が決めるものだと認識し、主催者が定義する
「私たちの結婚式はスマートカジュアルでご参加ください」のような服装の基準を設け、招待状に記載しておくなど事前のアナウンスを明確にできると良いでしょう。
ゲストも「周りの目を気にしていたけど、主催者の意向だからいいんだ」と思い、何を着ればいいかと考える時間と負担が軽減されます。
▽令和にふさわしい結婚式のドレスコード例
参列者を悩ませないために、主催者はどのように結婚式の服装を定めれば良いのでしょうか。もちろん、格式の高い伝統的な式を望む方はフォーマルな服装を指定しても問題ありません。
一方で、参列者の服装はあまり気にしないものの、「どのようにドレスコードの基準を設定し、伝えたらいいかわからない」という新郎新婦に向けて同社は「気にしなくてもいいドレスコード」として、「白以外の色は可」「パンツスタイル可」といった提案もあわせてしています。