人間にも負けるだなんて…「悪魔超人の面汚し」 『キン肉マン』に登場する悪魔騎士たち、幹部らしからぬ“残念っぷり”の数々

海川 まこと 海川 まこと

多くのファンが待ち望んでいるアニメ『キン肉マン 完璧超人始祖編』の放送開始が1カ月後に迫ってきました。4月29日には公式サイトで新キャストが発表され、放送開始に向けて盛り上がりを見せています。新キャストのひとりであるアシュラマンには「三つの顔がどう演じ分けられるのか楽しみ」「お馴染みの『カーカカカ!』という高笑いが聞きたい」といった声がSNS上であがっています。

そんなアシュラマンを含む悪魔超人界の幹部「悪魔騎士」は、「本当に幹部なの?」と疑いたくなる点が多い残念なキャラクターとして有名です。

例えば、コミックス13巻「悪魔騎士出現!! の巻」で悪魔騎士が、前シリーズでキン肉マンたちを苦しめたバッファローマンら7人の悪魔超人の首を手にして、自分たちの強さを見せつける場面も、残念さがにじみ出ているシーンのひとつです。

一見、キン肉マンたちが苦戦したほどの実力者をかんたんに倒すことができる悪魔騎士のすごさを物語っているように見えるシーンですが、7人の悪魔超人は戦いに敗れた満身創痍の状態だったはず。そんな弱りきった悪魔超人たちを処刑して正義超人たちに見せつけたところで、よく考えれば悪魔騎士の強さのアピールにはならないでしょう。

また、正義超人との戦いでも幹部らしからぬ残念な姿を見せています。コミックス14巻「ヨロイをきらせて肉を断つ!! の巻」では、悪魔騎士のジャンクマンが、正義超人トップクラスの実力の持ち主であるロビンマスクと対戦。この戦いでロビンマスクはジャンクマンに勝利しています。この事実を踏まえたうえで、ロビンマスクの以前の対戦成績を見ると、なんとロビンマスクは7人の悪魔超人のひとり・アトランティスに敗北しているのです。

つまりジャンクマンよりもアトランティスの方が強いという仮説を立てることができ、悪魔騎士に対する「地位は高いけど実力が伴っていない残念キャラ集団ではないか?」という疑念がより一層強まります。

さらに幹部らしからぬ戦いぶりを見せたのがコミックス15巻「連勝ストップ!? の巻」でジェロニモと対戦したサンシャインです。一時はジェロニモの心臓を停止させるなど、サンシャインが有利な状態で試合が進みますが、最後はジェロニモの「アパッチのおたけび」の前に敗北してしまいます。しかも、この試合の後にジェロニモが超人ではなく人間であったことが発覚します。

つまり悪魔騎士・サンシャインは人間・ジェロニモに負けたということです。ファンからも「サンシャインを見るたびに人間に負けたやつだと思ってしまう」「悪魔超人の面汚しなのでは」などの声があがっていました。

このように強者の雰囲気を出しながら登場したものの、さまざまな場面で評価を落としたといえる悪魔騎士は、アシュラマン以外も新アニメで登場するのでしょうか。もし登場するのであれば、彼らの活躍に期待したいです。

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