アニメ『キン肉マン』の新シリーズ「完璧超人始祖編」が2024年7月よりCBC/TBS系全国28局ネットとBS11にて放送開始予定です。これを機会に原作漫画(作:ゆでたまご)を読み返してみると、トラウマになりかねないほどの超人の死亡シーンが描かれており驚きました。なかでも特に残虐な死亡シーン3選を振り返ってみましょう。
ブロッケンマンの死亡シーン
残虐なシーンといえば、コミックス3巻「第一回戦開始の巻」で描かれたブロッケンマンの死亡シーンが有名です。超人オリンピックの一回戦で、ドイツ出身の超人・ブロッケンマンは中国出身のラーメンマンと対戦します。
試合開始早々、ブロッケンマンはメリケンサックや毒ガスを使った反則攻撃でラーメンマンを追い込みます。しかし隙をついたラーメンマンに足を払われて反撃されてしまうのです。そしてキャメルクラッチに捕らわれて、ブロッケンマンは体を真っ二つにされてしまいました。
真っ二つにされたブロッケンマンの体に「小学生のころに読んだけど恐怖しかなかった」「体が裂けるシーンを見てトラウマになった」などの声があがっており、多くの子どもたちにトラウマを植え付けたことがわかります。
ペンタゴンの死亡シーン
コミックス8巻「大墜落!!の巻」で描かれたペンタゴンの死亡シーンもトラウマ級です。超人オリンピック ザ・ビッグファイトの2回戦でウォーズマンと対戦したペンタゴンは、序盤から猛攻をしかけます。
その後、ウォーズマンの反撃にあい、最後はウォーズマンのベアークロ―により、顔面から下腹部まで切り裂かれてしまうのでした。全身白色のペンタゴンが血まみれになって殺されるシーンに読者からは「ペンタゴンの惨殺シーンは作中でもトップクラスのトラウマシーン」「ペンタゴンの死亡シーンを見るとその後の流血シーンがたいしたことなくなった」との声があがっていました。
ウルフマンの死亡シーン
ウルフマンがコミックス10巻「第1の犠牲者!!の巻」にてバラバラになって死亡するシーンにもトラウマ級との声があがります。ウルフマンの対戦相手は、7人の悪魔超人の1人であるスプリングマンです。鳥取砂丘を舞台にした戦いで、ウルフマンは序盤から張り手を連発し、スプリングマンを流血させます。
ボディスラムで叩きつけると、スプリングマンは苦悶の表情を浮かべるのですが、実はそれは罠でした。ボディスラムで地面が固められ、足場が安定したことによりスプリングマンは逆襲に転じます。そしてスプリングマンは必殺技デビルトムボーイでウルフマンを捕え、バラバラにしてしまうのでした。
バラバラになったウルフマンのシーンをみた読者は「子供の頃に見て、今でも思い出して恐怖を感じる」「一生忘れられない恐怖と絶望感を植え付けられた」など、大人になっても恐怖が忘れられないようです。因みにウルフマンはコミックス13巻「ミート生還!!の巻」にて、キン肉マンに敗北し、改心したバッファローマンがパワーを分け与えることで復活しています。
◇ ◇
現在も「週刊プレイボーイ」(集英社)で連載が続いている原作マンガには、今回紹介したシーン以外にもトラウマ級の死亡シーンが描かれています。新作アニメシリーズ放送まで、過去のストーリーを振り返りつつ、まだ注目されていない残虐シーンを探してみるのも面白いかもしれません。