次の転職成功へ…効果的な「キャリアプラン」の作り方 今何をすべきかが見えてくる

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キャリアプランの基本的な作成手順

ここからは、キャリアプランの基本的な作成手順を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【STEP1:過去を振り返る】

まずは、キャリアにおける過去の経験を振り返ることからはじめましょう。次のような要素を言語化すると、自己理解を深めやすくなります。

・価値観
・興味関心
・強み
・弱み など

たとえば「これまでの経験のなかでどのようなことにやりがいを感じたか」「どのようなことにやる気を失ったか」と自問自答し、過去を振り返りながら、自己理解を深めていきましょう。

【STEP2:現状を把握する】

次に、自分の現状を把握しましょう。「今やりがいを感じていることは何か」「どのような強みを持っているか」「不足しているスキルは何か」を考えます。

現状を把握する際は、理想と現実の間にどのような差があるのかを明確にすることが重要です。

自己分析が難しい場合は、マインドマップやSWOT分析などのフレームワークを用いるのもよいでしょう。マインドマップとは、脳内の思考をそのまま書き出す手法です。SWOT分析は、自身の内部環境と外部環境を強み・弱み・機会・脅威の4つの要素で洗い出し、分析する手法を指します。

【STEP3:将来の理想像をイメージする】

過去を振り返り、現状を把握したあとは、自己分析をもとに将来自分がありたい姿をイメージしましょう。

たとえば「今後どのような仕事に関わっていきたいか」「どのような人になりたいか」といったようにできるだけ具体的にイメージし、言語化します。

将来の理想像は、これまでのキャリアの延長線上でイメージする必要はありません。選択肢や可能性を制限してしまう恐れがあるためです。異業種への転職や起業など、新たな領域への挑戦も含めて自由にイメージしましょう。

【STEP4:キャリアプラン実現に向けた計画を考える】

最後のステップでは、キャリアプランを実現するための具体的な計画を考えます。

実現までを一気に考える必要はありません。まずは、10年後のキャリアをイメージしてみましょう。そこから10年後の理想に近づくためには、7年後に何を達成していなければならないかを考えます。

さらに5年後、3年後、1年後というように、最終的な理想像から逆算して考えていくのがポイントです。

理想と現実のギャップは、すぐに埋められるわけではありません。それぞれの段階で必要なスキルや資格、成果の達成を考えることで、目標に向けて確実にステップアップする計画を立てられます。

キャリアプランを作成する際のポイント

キャリアプランを作成するには、いくつかのポイントをおさえておく必要があります。

【Will・Can・Mustで考えてみる】

キャリアプランを作成しようとしても、将来の理想像が思いつかないことがあるかもしれません。自分のキャリアを上手くイメージできないときは、Will・Can・Mustで考えてみるのもおすすめです。

Will:したいこと
Can:できること
Must:するべきこと

たとえば次のように考えていきます。

Will:営業職で特定の役職に就きたい
Can:営業成績を上げる
Must:年間の営業目標を20%超える

Will・Can・Mustで考えると、自分が実現したいことややるべきことが見えやすくなるでしょう。

【実現できそうな目標を設定する】

1年後や3年後など近い未来の目標は、実現できそうな範囲で設定することがポイントです。自分が実現したい理想や目標から、まずは達成できそうなステップを順番に決めていきましょう。

目標を高く設定しすぎると、現実的なアクションを計画できず、キャリアプランを実行することが難しくなる可能性があります。

【転職エージェントに相談する】

キャリアプランの作成が難しい場合は、転職エージェントに相談するのも手段の一つです。転職の相談をするなかで、キャリアアドバイザーがキャリアプランの作成をサポートしてくれます。

キャリアプラン作成後にすべきこと

キャリアプランは、作成したら終わりではありません。計画を実行に移さなければ、理想とするキャリアを実現することはできません。ここからはキャリアプラン作成後にすべきことを紹介します。

【アクションプランに落とし込む】

自分のキャリアプランを作成したあとは、アクションプランに落とし込むことが大切です。

アクションプランとは、目標達成までのステップを具体的なタスクに分けてリストアップしたものです。

アクションプランに落とし込むことで「いつまでに何をすべきか」「どのようなアクションを取るべきか」が明確になり、目標達成までの道筋が明らかになります。

【定期的に内容を見直す】

作成したキャリアプランは、定期的に見直す必要があります。

綿密な計画を立てても、そのとおりに進むとは限りません。キャリアの長い道のりのなかで、状況が変わる可能性もあります。

最初に作成したキャリアプランに固執すると、上手くアクションを実行できないことで、モチベーションが低下する恐れもあります。一方で、目標を早く達成でき、前倒しで次の段階に進む可能性もあるでしょう。

キャリアプランは一度作成したら終わりではなく、状況に合わせて内容を見直し、調整していく必要があります。

キャリアプランを作成して理想的なキャリアを実現しよう

働き方の多様化により、キャリアの選択肢が増えています。一つの企業で定年まで勤め上げる人もいれば、経験を積んでフリーランスや起業家になる人もいます。

キャリアの歩み方や理想像は人によって異なるため、自分に合ったキャリアプランを作成することが大切です。

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