「4月から6月に働きすぎると損する」って本当? 知らなきゃ損する給与明細の読み方 ポイントと注意点を税理士が解説

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

社会人のみなさんは、自身の「給料明細」を見て驚いたことはありますか。株式会社スガワラくん(名古屋市中村区)が運営するYouTubeチャンネル『脱・税理士スガワラくん』が実施した「給与明細の理解度」に関する調査によると、給料の明細について約6割が「正確に理解していない」ことが分かりました。また、給与明細を見て驚いたことについては、「思っていたよりも手取りが少なかった」が最多となったそうです。

調査は、全国の18歳以上25歳未満の会社員(正社員)の男女1000人を対象として、2024年4月にインターネットで実施されました。

まず、「社会人になって何年目ですか」と聞いたところ、「1年未満」(8.3%)、「1年以上2年未満」(23.7%)、「2年以上3年未満」(23.6%)、「3年以上5年未満」(23.9%)、「5年以上」(20.5%)という結果になりました。

社会人2年目以上の917人に「給与が支払われた際、給与明細を確認しますか」と聞いたところ、8割超の人が「確認する」(必ず確認する62.9%、時々確認する20.3%)と回答。一方、「確認しない」(あまり確認しない11.2%、確認しない5.6%)と答えた人は1割強となりました。

続けて、「自身の給与明細の理解度」について調査したところ、「理解している」が40.4%であったのに対して、「なんとなく理解している」は51.5%、「理解していない」は8.2%と、約6割が正確に理解していないことが分かりました。

そこで、「給与について知っていること」を複数回答で答えてもらったところ、「手取りと額面の違い」(64.9%)が最も多く、次いで「社会保険料、所得税、住民税は給与の総支給額から天引きされる」(60.1%)、「賞与にも社会保険料と所得税がかかる」(46.8%)、「社会人2年目の6月から住民税が課税される」(46.1%)と続きました。

これにより、手取りと額面の違いがわからない人は4割弱(35.1%)、賞与にも社会保険料と所得税がかかることを知らない人が4割(39.9%)に上ったほか、「社会保険料は4月から6月の給与の金額によって決まる」(30.6%)や「手当には所得税の課税対象と非課税対象がある」(29.1%)では3割前後となり、認知度の低さがうかがえる結果となりました。

また、「給与明細を見て驚いたこと」についても複数回答で答えてもらったところ、「思っていたよりも手取りが少なかった」(51.6%)や「税金や社会保険料などが想像以上に引かれていた」(40.8%)といった回答が上位を占めたそうです。

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【出典】
▽脱・税理士スガワラくん 調べ

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