酒を飲むと攻撃的になる夫への対処法
酒を飲むと攻撃的になる夫に対してどのように対処すればいいのでしょうか。アルコール依存症やDVではなく、酒癖を治して夫婦関係を良好に保ちたいという場合、効果が期待できる方法を紹介します。
明らかにアルコール依存症が疑われるケースや酔って暴力を振るうなどDVがある場合は、夫婦の問題に関する相談窓口や医療機関、弁護士事務所などに相談しましょう。
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【酒を飲むと攻撃的になる夫の対処法】
・酒癖の悪さを動画で撮影しておく
・ストレス発散の方法を見つける
・病院で診察を受ける
・離婚を切り出す
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▽酒癖の悪さを動画で撮影しておく
酒癖の悪い人は酔っている間の言動をはっきりと覚えていないことがあります。また、言った内容は覚えていても、どのような姿をしているのかまでは自分で正しく認識できません。このため、自分はしっかりしていたと思い込んでいることもあります。
酒を飲むと攻撃的になる夫の中でも、こういうタイプには自分が酔ったときの姿を、しらふのときに見せるのが効果的です。こっそり、酔ったときの姿を録画しておきましょう。もし、酒癖の悪さがエスカレートして離婚を考えるようになったときには、酒癖の悪さを証明する証拠にもなります。
▽ストレス発散の方法を見つける
酒を飲むと攻撃的になる夫は、仕事などで大きなストレスを抱えている可能性があります。ストレスを発散させようと酒を飲むものの、感情の歯止めが効かなくなり、妻に向かって日頃の不満をぶつけてしまうのです。ストレスや不満が大きいほど、攻撃的になることがあります。
夫の酒癖を治して良好な夫婦関係を保ちたいと思ったら夫婦で一緒にできる趣味を探すなどして、お酒以外でストレス発散できる方法を考えましょう。また、お酒を飲んでいないときに夫の愚痴や悩みを聞いてあげると、夫も精神的に落ちつくかもしれません。
▽病院で診察を受ける
酒を飲むと攻撃的になる夫はアルコール依存症の手前に来ているかもしれません。このままお酒を飲み続けると、アルコール依存が進行して取り返しのつかないことになるかもしれません。何度周囲に注意されても、飲まずにはいられないという人は既に依存症になっている可能性があり、注意が必要です。
アルコール依存症の治療は、まずは本人の自覚が必要で、依存症の脱却からは数年単位の治療期間を要します。自分の弱さと向き合うことも必要で、人によってはつらい治療かもしれません。妻もそうした夫を支えて行く覚悟が必要です。
▽離婚を切り出す
酒癖の悪さを治し、夫婦関係を修復する方法を紹介してきましたが、どうしても本人に酒癖の悪さの自覚がなく、問題を繰り返すようであれば離婚を検討することも必要でしょう。アルコール依存症になれば自然に治る事はなく、長期間の治療が必要です。
また「酒癖の悪さを治す気がなければ離婚する」と切り出せば、酒を飲むと攻撃的になる夫といえども、反省してくれるかもしれません。夫の立ち直りに期待して、離婚を切り出してみると言う手もあります。ただし、一気に離婚まで話が進むこともありますから、事前の準備も欠かせません。