超・省スペースでネギを栽培する驚きの方法が発見される 「こんなに少ない土で…?」「すごいアイデア」誰でも気軽にできそう

渡辺 陽 渡辺 陽

物価高の影響で、スーパーの食材もなかなかの値段。長ネギに至っては、今まで2、3本まとめて売っていたものを1本で販売しているところもあります。しかし、ぽたろうの家庭菜園HACKさん(@HACK1136)は、ある物を利用して省スペースで気軽に長ネギを栽培しているそうです。

「真面目な話、ネギはこんなに少ない土でも成長するのだから、日本の食料自給率って割と簡単に改善する気がしてて。」というつぶやきと共にXにポストされた驚きの栽培方法とは…。

なんと傘袋を使って栽培するのでした。ぽたろうの家庭菜園HACKさんにお話を聞きました。

ーーなぜ傘袋を利用したのですか。

「さまざまな野菜をペットボトルで育ててきましたが、さらに省スペース、ローコストで育てる方法はないかと思案していました。雨の日にスーパーで傘袋を見た時に、『コレじゃん!』とひらめきました。傘袋はホームセンターで購入しています」

ーー成長に合わせて土を追加するのですか。

「ネギの軟白部分を増やすべく、成長に合わせて下にためておいた傘袋を引き上げて“増し土”を行なっています。光合成しないと白いまま育ちます」

ーー土や肥料の種類を教えてください。

「ネギは強い野菜です。そこまで土は選びませんので気軽に始めて頂ければと思います。傘袋という特性上、有機・固形肥料の追肥は難しいため、2週間に一度、液体肥料を与えています」

ーー傘袋を横にして、植木鉢のように使うこともできますか。

「今のところ、ベビーリーフとラディッシュを横向きで栽培しました。横長プランターと遜色ない成長を見せてくれました。太陽光による劣化を防ぐため傘袋を二重にしましたが、半年程度なら一枚でも問題ないような気もしています」

ーー菜園のどんなところが楽しいですか。

「花好きな母親の血筋で当初は花ばかり育てていましたが、それが高じて野菜にも手を出しました。狭いベランダで常時15種類ほど育てています。気軽に生命の一生に携われるので楽しいですよ。植物は言葉を発さない分、苦悩することもありますが、自分が蒔いた種が立派に育った姿を目にすることは、何ものにも代え難い喜びがあります」

傘袋を利用した長ネギ栽培。画期的な方法にリプ欄は大賑わい。

「『土寄せ』という言葉が『袋上げ』に変わるのも遠い日じゃないかも」

「凄いアイデア!場所も取らずに出来ますね!」

「傘袋栽培みんなできそう」

など大きな反響があり、「いいね」は2.5万件にもなりました。

これから夏野菜の苗を植える季節になります。皆さんも、傘袋を利用した手軽な家庭菜園にチャレンジしてみませんか。

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