『ONE PIECE』いったいいつ使われる?…魚人島の謎の巨船「ノア」の使命とは

海川 まこと 海川 まこと

週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載されている大人気マンガ『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)の大きな謎のひとつに魚人島で登場した巨船「ノア」の役割はなんなのかというものがあります。海底の魚人島で「約束の日」を待ち続けているというこの船は、いったい何のために存在しているのでしょうか。

『ONE PIECE』の単行本61巻から始まる「魚人島編」は新世界の入り口である島です。この島で登場した巨船が『ノア』で、登場から40巻以上経過した今でもその謎は明かされていません。

ノアは魚人島の半分くらいのサイズの巨大な船であり、なんのために造られたのか、どうやって造られたのか、謎の多い船です。このノアですが、魚人島でホーディ・ジョーンズと主人公、モンキー・D・ルフィが戦う際に、魚人島を守るためにルフィが半壊させてしまいました。

ルフィの攻撃によりボロボロになったノアですが、コミックス66巻でこの船を引き取りに来た際に海王類たちは「直るかな…ちゃんと使えるかな」「直るかな 直るといいね 約束の時までに」と未来でノアが使用されるかのような事を語っていました。

ルフィがノアを壊してしまったのは、魚人島での戦闘上、仕方がないことでしたが、問題はこの「約束の時までに」直るのかどうかです。しかし海王類は「直すにはあの一族の力が必要だがーー時代が変わった」ともコミックス66巻で語っております。まるでノアを直す事が出来た一族というのはもう存在していないような口ぶりです。

そもそもノアは、大昔に魚人島民が総出で造った船だと言われています。大昔に魚人族たちが造ったのであれば、魚人の船大工が関わってくる可能性があるでしょう。ネット上では魚人族で伝説の船大工であるトムに関わった人たちがどうにかして直すのではないかという考察が見られます。しかし、トムは亡くなっているため、トムの弟であるデンやトムの弟子のフランキーとアイスバーグなどが関わってくると考えられています。

また、ノアは未だ使命を果たされぬ船と言われています。ネプチューン王もコミックス66巻で「来るべきその時 初めて巨船『ノア』は使命を授かるんじゃもん」と語っていました。いったい、この使命とは何なのでしょうか。

ネット上の考察で有力とされているのが「魚人島を地上に移すこと」でした。リュウグウ王国の王妃だったオトヒメの願いが「魚人の差別撤廃・人間との共存、リュウグウ王国の人々とともに地上へ移住する」というものでした。長年、地上で暮らすことを夢見る魚人族や人魚族の願いを叶えるために魚人島民総出で造ったというなら納得もできます。また、魚人島ごと地上に移すというのならば、船があれだけ大きいのも頷けます。

そして、ノアはジョイボーイと呼ばれる人物と交わした約束を待ち続けている船でもあります。このジョイボーイについてほとんど明かされていないため、ジョイボーイとノアとの関係性は見えてきませんが、ジョイボーイについて明かされる時、ノアの役割についても見えてくるでしょう。

このように、多くの謎を抱えているノアですが、最終章に突入している『ONE PIECE』で再登場する時は遠くないと思われます。ノアが使命を果たすときはいつになるのでしょうか。また、今後、ノアはどのように物語にかかわってくるのでしょうか。ノアが再登場するその時から目が離せません。

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