「店員『すいません…チキン南蛮とカツを間違えてカツ作っちゃってて…』
俺『あ、チキンカツでも良いですよ?』
店員『いえいえいえ!今作り直してます!なので出来上がるまでカツ召し上がって下さい!』
俺『は?』」
飲食店のオーダーミスで、注文したものと違うものが提供されることがあります。人が対応する以上、多少の間違いはどうしても起こってしまうもの。
デストロイx零式さん(@Destroy_0000)も、そんなオーダーミスに遭遇。結果、ラッキー…とも、大変…とも、とれる状況になってしまいました。
思いもよらない店員の言葉に…「は?」
3月のある日18時半ごろ、奥さんと福岡市内の飲食店を訪れたデストロイx零式さん。券売機でチキン南蛮を選び、テーブルで待っていると、店員さんが料理を運んできました。しかし、持ってきたのはチキン南蛮ではなく…。
「申し訳ありません、料理長が聞き間違えてチキンカツを作ってしまいました…」
と店員さん。デストロイx零式さんは券を購入する際、チキンカツかチキン南蛮かで迷ってしまったこともあり、「チキンカツでいいですよ~」と快く応えます。しかし、店員さんはこのように返しました。
「いえいえいえ、ただいまチキン南蛮を作り直しております!こちらのチキンカツは出来上がるまで召し上がってください!」
「は?」となってしまったデストロイx零式さん。食べきれるかな――と不安にも。しかし、「食べきれるだけでも良いので」という店員さんに言われ、有難くいただくことにしたそうです。
そうしてテーブルに並べられたふたつのカツ。奥さんとふたりで食べることにしました。とはいえ、結局のところ、ほとんどがデストロイx零式さんの胃袋に入ることになったといいます。
思いがけず、大量のカツを消費する羽目になってしまったデストロイx零式さん。ですが、店員さんの対応は気持ちよく、カツも南蛮も美味しく食べられ、とても満足な食事だったといいます。そんなエピソードが紹介されたXのリプ欄にも、さまざまな声が寄せられています。
「最高のお店じゃないすか…」
「量がヤバい。でも良い店ですね〜」
「少食の自分では困っちゃうシチュエーションですね」
「昔なら食えたけど、来年50歳の胃袋には無理だ」
「普通は間違えて作ったら自分の賄いにするのに」
「店員さんの真心に心もお腹も大満足でしょうか」
「やはり愛はカツ」
同じような経験をした方は意外にも…
筆者も、思い返してみると、このようなことがありました。
ファーストフード店を訪れた時のこと。注文したドリンクを店員さんが間違えてしまい、その際「すぐに新しいのをお持ちします。そのドリンクはお飲みになってください」と言われ、思いがけずドリンクを2杯いただけることになりました。
しかしながら、これはあくまでもドリンクの話。今回のデストロイx零式さんのように、料理そのものがふたつ提供されるようなことは、珍しいように思えます。でも、Xのリプ欄には、意外にも「似たようなことある」といった声も多数寄せられました。
「焼きそばに肉が入っていないことがあって、あとで肉入りの焼きそばを改めていただいたことがあります」
「海老チリ定食頼んだら鶏チリ定食来て『間違ってますよ。でも、このままで良いですよ』って食べてたら『申し訳ありません海老チリです!』って2つになった」
「チーズハンバーグを頼んだのに割ったらチーズが入ってなくて(店舗ではなく工場のミスなわけですね)、もうひとつ持ってきてもらったのでせっかくなら2つとも食べたってことがあります」
「(某ファーストフード店の)デリバリー頼んだら、ドリンクこぼしてダメになったからすぐ作り直して持ってきます!ってなって、おっけーわかった→申し訳無いのでオーダー分全部作り直して持ってきました!ってのがあった。1人で2人分食べたよ…」
「焼肉食べ放題2時間コースの1時間半のタイミングでグリルが火事になり、別テーブルに移動となって仕切り直して2時間どうぞって言われた」
オーダーミスだけでなく、さまざまなトラブルから、料理やサービスが思いがけず追加されてしまったという話は、意外にもあるあるなのですね。
◇ ◇
「最後まで店員さんに丁寧な対応をいただいてとても嬉しかったですね。ご飯も美味しかったので言う事なしです!」
今回訪れたお店について、デストロイx零式さんはこのように語ります。
たとえミスがあったとしても、その際の店や店員さんの対応によって、客側の心証は変わります。また、お客も少々のことには怒らず、おおらかに受け止める姿勢でいることが、店で心地よく過ごす秘訣なのかもしれませんね。
■デストロイx零式さんのX(旧Twitter)はこちら
→https://twitter.com/Destroy_0000