「旦那に触られたくない」という理由で、夫に嫌悪感を抱く妻は意外と多いようです。そのままセックスレスになり、離婚に至るケースも少なくありません。なぜ「旦那が気持ち悪い」「触られたくない」と感じるのか、話し合いで円満な夫婦生活を取り戻せるのか説明します。
なぜ旦那に触られたくないの?
愛情があって結婚したはずなのに、急に旦那に触られたくないという気持ちになることはありませんか。夫婦間にあって当然のスキンシップがとれず、精神的な病気ではないかと悩む妻も多いようです。
旦那に触られたくないと感じるのは、妊娠や出産でホルモンバランスが変化する際によくみられる特徴です。また、夫に対する不満から嫌悪感をもってしまう妻も多く、それだけで病気だと断定することはできません。
ただし、夫の言動がストレスで、心身に異変を感じる場合は「夫源病」の可能性があります。医学的な病名ではありませんが、夫といるときに限って気分の落ち込みや体調不良が現れるのが特徴です。
旦那に触られたくない・気持ち悪い原因は?
旦那に触られたくないと感じるとき、原因は夫だけでなく妻の体調も関わっている場合があります。旦那に触られたくないと感じる原因として、よくみられるケースを6個紹介します。
▽産後クライシス
出産や育児をきっかけに、夫婦仲が悪化する現象を産後クライシスと呼びます。妊娠や出産によってホルモンバランスが変化し、妻が神経質になったり「旦那に触られたくない」と感じたりするのが特徴です。また、ホルモンバランスの影響だけでなく、慣れない育児による寝不足やストレスで、夫の相手をするのが面倒になることもあります。
産後クライシスは妻の心身の状態が安定し、育児が落ち着くにつれて自然に解消すると考えられています。しかし、夫が子育てに非協力的だったり、体調不良の妻への思いやりに欠けていたりすると、夫婦関係の改善は困難です。
▽不潔だと感じる
夫婦で衛生観念が大きく異なると、相手の不潔さが気になり、夫婦であっても触られたくないと感じます。たとえば、トイレのあとに手を洗わない、床用の雑巾でテーブルを拭くといった習慣は清潔とはいえません。普段から夫がそのような行動をとっていると、きれい好きな妻は夫を生理的に受け入れられなくなります。
▽行動が不快
音を立てて食事をしたり、人前で平気でげっぷをしたりといった行為は、人によっては許容しがたいほど不快です。しかし、長年一緒に暮らしていると、つい妻への配慮を忘れてこういった行動をとる夫は少なくありません。注意しても不快な行動を改善しない夫とは一緒に暮らすことさえストレスで、妻は触られたくないと感じている可能性があります。
▽外見が変化した
妻が旦那に触られたくない理由の一つに、旦那の外見の変化があります。結婚前はおしゃれだったのに、いつしか身なりに無頓着になり、だらしなく見える旦那を受け入れられない妻は多いようです。
ただ、体形の変化や薄毛などは加齢も影響するので、ある程度は仕方ありません。しかし、一緒に暮らす妻からすると、顔を洗う、寝ぐせを直すといった最低限の身だしなみくらいはきちんとしてほしいものです。
▽一緒にいるのが苦痛
夫への不満が蓄積した結果、一緒にいるだけで苦痛を感じる妻もいるようです。妻への思いやりがなく自分勝手な行動が目立つ旦那とは話したくないし、触られたくないと思うのは当然かもしれません。
また、ささいな出来事で激昂する夫は、妻の心身に大きな負担を与えています。いつキレるか予測不能な夫へのストレスが、頭痛や吐き気による気持ち悪さといった体の不調として現れるケースもあります。
▽夫の浮気や不倫
普段から仲のよい夫婦でも、浮気や不倫が発覚すると、一気に相手への愛情が覚めてしまいます。自分以外の女性と関係を持った旦那を不潔だと感じる妻も多いはずです。そのような旦那には触られたくないだけでなく、近くにいるだけで、生理的に気持ち悪いと感じるでしょう。