「インド人に『こいつマジかよ』って顔をさせてしまった日」
世界中を旅しながら、さまざまな国での出来事を絵日記として公開されているヨハヌンさん(@yohayohajam)。X(旧Twitter)に『インドで最大のやらかしをした話』を投稿し、大きな話題となりました。
今回、ヨハヌンさんはインドに2週間ほど滞在していたそうですが、漫画の内容はその最終日の出来事について描いたものです。
インド旅行の最終日、空港に向かったヨハヌンさん。しかし、ここで一つ問題が。
「最後の3日間はずっと下痢でした」(ヨハヌンさん)
インドでは香辛料やオイルがふんだんに使われた料理が多く、気候的にも体力を消耗しやすいため、旅行者がお腹を下しやすいというのは有名な話。ヨハヌンさんも、そのような理由から体調を崩してしまったのかもしれず、頭もボーッとしていました。
そんな状態ではありましたが、空港内にハンバーガーショップを見つけて立ち寄ることに。店員さんが注文を聞いてきます。ハンバーガーの中身について聞かれているようでしたが、はっきりとは聞き取れません。それで、思わずこう返してしまいました。
「ビーフ!」
確かに、私たち日本人は、ハンバーガーといえばビーフ(牛肉)を連想しがちです。しかし、ヒンドゥー教徒が人口の約8割を占めるといわれるインドでは、牛は破壊神シヴァの乗り物として崇拝されており、牛肉を食べることは原則NG。もっとも、インド国内でもキリスト教など他の宗教を信仰している方はいますし、水牛が食用肉として使用されることはあります。しかし、それでも基本的には牛食がタブー視されていることは間違いありません。
にもかかわらず、店員に「ビーフ」と言ってしまったヨハヌンさん。すぐにはっとなって、「ノーノーノー!!!チキン!!!!」と訂正し、事なきを得たそうです。
そんな冷や汗モノのエピソードに、Xのリプ欄にも大きな反響がありました。
「神様の乗り物をご所望でwww」
「あかん!でも、自分もやってまいそう」
「極限状態でいつもの日本のノリで答えてしまったパターン」
「これは後でフォローがものすごく大変なやつや…」
国によって、物事の常識や価値観は大きく変わるもの。海外旅行ではそれを心がける必要があります。とはいえ、この時のヨハヌンさんのように体調がすぐれなかったりして、ふとそれが抜けてしまうことも…。海外で過ごす難しさがよく分かる話ですね。
街の景観、ゴミの量、電車のチケット予約まで全てがインド流だった
ヨハヌンさんに状況を詳しく聞きました。
――「ビーフ」と伝えた時の店員さんの反応は?
ヨハヌンさん:真顔で「?」という表情をされてました。
――店員さんのその後の対応は?ハンバーガーのお味はいかがでしたか?
ヨハヌンさん:「ノーノー!!チキン!!!」と慌てて答えてからは、そのままハンバーガーを作ってくれました。味は普通のバーガーでした。
――インドを訪れた感想は?
ヨハヌンさん:街の景観、ゴミの量、電車のチケット予約まで全てがインド流でびっくりしました。お腹もこわしましたが、また行きたいです。
他にもさまざまな国での体験談を紹介
ハンバーガーを通じて、インドと日本との文化の違いについて紹介されたヨハヌンさん。
そのほかにも、さまざまな国で起こった出来事や感じたことなどを漫画にされています。
海外の文化に触れたエピソードについておうかがいしたところ、ヨルダンで「タクシーの中にスマホを置き忘れてしまった」体験談を紹介してくれました。
異国の地で大事なものを失くしパニックになったものの、現地の方々の協力もあって無事取り戻すことができたといいます。
「見知らぬアジア人の僕に対してすごく親切な方が多かったです。僕が『助けてほしい』という前に、積極的に親切にしてくれたりしてインパクトが強かったです。いい経験でした」(ヨハヌンさん)
また、そのなかである住宅街を訪れた際、とある女性の行動に感動したといいます。
ヨルダンはイスラム圏であり、女性は外出時にはヒジャブという頭や身体を覆う衣類を着用するのが慣例。ですが、その女性は、ヨハヌンさんが困っていることを知るとすぐに部屋着のまま家を出てきて、スマホ探しに協力してくれたそう。
「宗教の教えよりも優先して人に親切にする方もいるんだと、心に刺さりました」(ヨハヌンさん)
たまに失敗したりトラブルに遭ったりしながらも、海外の文化に触れ、現地の人々と交流しながら旅を続けるヨハヌンさん。ご自身のSNSやブログにて、旅行記を多数公開されています。
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■ヨハヌンさんのX(旧Twitter)はこちら
→https://twitter.com/yohayohajam
■ヨハヌンさんのブログ『ヨハヌンのきまぐれ絵日記』はこちら(NAPBIZ Blog)
→https://yohayohajam.nbblog.jp/