NHK手話ニュースで「かめはめ波!」ひと目で伝わる動きに世界中から反響「一発で手話覚えた」目撃した人に聞いた

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

「手話でドラゴンボール、『かめはめ波』なん初めて知った」

そうつぶやき、るみな(@rumirum_X)さんがX(旧Twitter)に投稿したポストに大きな注目が集まりました。

9万5千以上のいいねがついたその投稿とは、漫画家、鳥山明さんの訃報を伝えるNHKの手話ニュースの様子。鳥山明氏の代表作『DRAGON BALL(ドラゴンボール)』を説明する際、なんと、手話通訳者が主人公、孫悟空の必殺技「かめはめ波」のポーズを繰り出したのです!

「思った以上にかめはめ波!」

「マジかよw」
「Wao Beautiful」
「動きで作品がわかるなんて、すごすぎる」
「思った以上にかめはめ波でした」
「カッコいいっ!一発でドラゴンボールの手話覚えた」
「初めて知った驚きと、これで作品が伝わるすごさと、悲しいニュースだという入り交じる思い」
「このニュース見てたけど、Dr.スランプアラレちゃんは手で大きいメガネつくった後にキーンのポーズしてた」

国内外から寄せられた多くのコメントに対して、「私が何気なく投稿したこれに、世界中の人からコメントもらえて、改めて鳥山明のすごさを思い知ってる。すごい」と投稿していた、るみなさんにお話を聞きました。

勇気や感動をくれた鳥山明作品を表す「かめはめ波手話」

ーー『ドラゴンボール』を表す手話は「かめはめ波」のアクションなんですね。

「私もこれは面白いなぁと思いました。普段から手話ニュースをよく観ているのですが、この日もEテレでお昼の手話ニュースを何気なく観ていて、『今、ドラゴンボールをかめはめ波で表した?』と疑問に思い、すぐにNHKプラスで観返しました。あまりないシチュエーションだったのもあり、楽しく拝見しました」

ーーこの手話ニュースでは、「Dr.スランプ」はアラレちゃんのメガネを表現した後、「キーン!」のアクションで説明されたそうですね。

「はい。Xにポストを投稿した後、多くの方からコメントをいただくなかで、アラレちゃんはメガネにキーンだったと知り、後でNHKの夜の手話ニュースを観て確認しました。今回たくさんの反響があったことをご考慮くださったのか、その日の夜のNHK『ニュースウォッチ9』のなかでも、『かめはめ波手話』についての補足説明がありました。夜の手話ニュースでは、アラレちゃんと『ドラゴンボール』の話を手話通訳者の方2名が解説してくださっていました」

ーー投稿に対して国内外から多くの反響が寄せられましたね。

「本当にびっくりしました。先生の訃報はあまりにも残念で悲しかったですが、このような形で世界中のファンの気持ちを知ることができ、素晴らしい体験をさせていただきました。海外の方々からのコメントを見ると、鳥山明先生の影響力の大きさ、認知度、鳥山先生の作品がいかに人気だったかよくわかります。もちろん私もその1人ですが、個性的なキャラクターたちから勇気や感動を与えてもらった人が大勢いることがわかり、嬉しかったです」

◇ ◇

NHK「ニュースウォッチ9」での解説によると、今回の手話は、『ドラゴンボール』をわかりやすく表現するために手話通訳士さんたちが話し合い、新たに作られたものなのだそうです。鳥山明作品の偉大さと共に、手話通訳の可能性や面白さも広がるといいですね。

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