特撮やアニメのキャラクターから実在の森羅万象まで、あらゆるものを再現の対象にしているプラモデル業界。
もはや多少のことでは驚かなくなったが、今SNS上で大きな注目を集めているのはなんとおにぎりのプラモデルだ。
「炊いたほうが早いって言われてんのほんと笑う」と件のプラモデルを紹介したのはむりかもめさん(@murimurikamome)。
ランナーから米粒のパーツを一粒ずつニッパーで切り離すむりかもめさん。全部でいったい何粒あるのか…気が遠くなりそうな光景だ。むりかもめさんにお話を聞いた。
--このプラモに挑もうと思ったのは?
むりかもめ:友人から「コレ作りなよ」と冗談半分に進められたので「冗談に本気で返すジョーク」のつもりで買いました。
--完成までさぞやご苦労が…。
むりかもめ:切り取るパーツが多いことも大変なのですが、1番悩んでいるのは接着する際の米粒の向きです。適当に接着すると規則正しく並んでしまうため、自然なご飯粒のように見えなくなります。一粒ずつ摘んで自然な向きに見えるようくっつける作業はそこそこ時間がかかります。進捗についてですが、なんとか年内には完成させようと思います。
--投稿に大きな反響がありました。
むりかもめ:「おにぎりを作る」という行為は日本人なら多くの人が経験しているはず。身近なモノがプラスチックモデルという一種の虚構に落とし込まれていることに心地よい違和感を感じるのだと思います。簡単に言うと、僕のやってるアホらしさをみんなにもわかってもらえてうれしい。ということです。
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SNSユーザー達から
「こういうのを子供にやらせて、お米のありがたさを学ばせるのアリな気がする。子供の頃『お米1粒1粒が...』とかよく言われたけどさ。」
「雑に切ってバレル研磨とか考えたけど……バレル研磨機も必要だし米が削れちゃうし非現実的だなー。やはり心を込めて丁寧に一つ一つ切断する方が確実……。見える部分だけ綺麗に切断すればいいとも思ったりしたけど、完成品がおにぎりとなれば、全て心を込めて切らねばいけない気もする。凄い作業。」
「工藤静香『炊いてくれたらいいのに』」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。
ご興味ある方はぜひ秋東精工(StudioSYUTO)の「おにぎりプラモ」をお求めいただきたい。
なお今回の話題を提供してくれたむりかもめさんはYoutubeチャンネル「むりかもめ公営放送」を運営している。今回のおにぎりプラモ関連の動画もあるので要チェックだ。
むりかもめさん関連情報
Xアカウント:https://x.com/murimurikamome
YouTubeチャンネル「むりかもめ公営放送」:https://www.youtube.com/@murikamome