散歩中の犬たちが、飼い主が牽引するリードに抵抗して、「行かない~」「歩きたくない!」と、顔をムギュッとさせて拒否する姿がしばしば話題になります。
おやつやおもちゃで誘導したり、小柄な犬なら抱っこで移動させられますが、大型犬が「イヤだ!」と踏ん張った場合、飼い主はどうするのか!?
X(旧Twitter)で話題になった「飼い主は大型犬を抱っこできるの?動くまで待つの?」という疑問に対して、「こうすれば歩いてくれます♡」と、りゅうたろう&かこくま(@2x7xxx)さんがXに投稿した動画に大きな注目が集まりました。
「こうすれば歩いてくれます♡」
動画に映っていたのは、夜道を散歩中、立ち止まってしまった愛犬、りゅうたろうくんの側で突然、飼い主さんが元気いっぱいにジャンプを繰り出し、ハイテンションにスキップを始めた姿!
飼い主さんの唐突なスキップに、「えっ!?どうしたの?」と、戸惑うりゅうたろうくん。呆気に取られる愛犬を尻目に、飼い主さんのスキップはますますヒートアップ!すると、「それ楽しいの?僕もやる!!」とばかりに、りゅうたろうくんも楽しそうに飛び跳ねながら歩き始めたではありませんか。
飼い主さんと犬が共に「散歩を楽しむ」幸せな様子に、称賛のコメントが殺到しました。
楽しそう!とくに「飼い主」が!
「楽しそう、特に人の方…(笑)」
「わんちゃんも次第にワクワクを止められなくなってる」
「なんかすごく幸せな気持ちになりました」
「やっぱり困った時は自分が様子のおかしい人になるのが一番ですね」
突然の「飼い主のハイテンション」に面食らいつつ、最後は一緒にウキウキしていたりゅうたろうくんは、体重約30kgの大きな雑種犬の男の子。和犬系の野犬の両親から生まれた、1歳半になる元保護犬です。ほがらか過ぎるスキップで愛犬をワクワクさせていた飼い主さんに、陽気な「拒否犬解消法」についてお話を聞きました。
ハイテンションな「飼い主」&犬もぴょんぴょこ!
ーー見ているだけで楽しい気持ちになる「拒否犬」解消法ですね。
「この動画は、りゅうたろうにとてもよくしてくれる友人のリクエストで、『飼い主を散歩させるワンちゃん動画』を撮影していた際、予想以上に飼い主のテンションが上がってしまった時の様子なんです。実際にりゅうたろうが歩かなくなった時にも効果てきめんでした」
ーーこの日、りゅうたろうくんはなぜお散歩の「拒否」を…?
「りゅうたろうはまだ1歳半と若いため、普段はよほど疲れていない限り歩いてくれるのですが、この日は駐車場に停めてある車を観察していたかったようです(笑)」
ーー命令や強制じゃなく、楽しそうにすることで飼い主さんに注意を向けさせる、という発想の転換が見事でした。
「ありがとうございます。撮影後も楽しくなり過ぎたのか、ぴょんぴょこ跳ねたり走ったりしていました(笑)」
ーーりゅうたろうくんは生後6ヶ月頃から、犬の訓練士さんの指導を受けているそうですね。
「野犬だった両親譲りなのか、生後2ヶ月の子犬期に迎えたにも関わらず、りゅうたろうには異次元の警戒心がありました。また、身体も大きく力が強いため、散歩=大爆走か、道端のゴミや石を誤飲…の二択しかなかったんです。私が転んだまま引きずられることもあり、このままではりゅうたろうを危ない目に遭わせてしまうと思い、訓練士さんに指導を依頼しました」