ネコノミクスは2.4兆円! 経済効果は阪神優勝の29倍、関西大の名誉教授が試算【2月22日は猫の日】

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2月22日の「猫の日」を前に、2024年の「ネコノミクス(猫の経済効果)」が約2兆4941億円になると推定を、関西大学の宮本勝浩名誉教授が発表した。昨年、阪神タイガースが18年ぶりにセ・リーグ優勝した際の経済効果が約872億円で、29回分の優勝に相当するという。ネコ1匹の飼育費用は約12万2052円だが、全国では飼育数が900万頭台いるといい、宮本名誉教授は「たかがネコではあるが、されどネコである」と影響力の大きさを語っている。

全国の猫の飼育数は900万匹台

一般財団法人ペットフード協会によると、2023年の猫の飼育数は906.9万匹。1匹あたりの月間飼育費用は平均約1万171円だという。研究ではこれらの数字を基に、2023年のネコの飼育総費用は約1兆1511億6959万円だと推定。猫グッズや猫カフェ、多くの猫が暮らす猫島への旅行などの支出の35億円を足した約1兆1546億6959万円をネコノミクスの直接的な消費だという。

一方で、キャットフードの原材料となっている魚や鶏肉や、キャットフードのケースを作って販売する企業の恩恵もあるため、売り上げ増加を「一時波及効果」として計上した。ペットフード店で働く経営者、従業員、アルバイトの所得増加に繋がる消費の増加分「二次波及効果」があるとも指摘。内閣府の統計をもとに「一次波及効果」と「二次波及効果」を推計して合算すると、ネコノミクスは約2兆4941億円になるとの結論をまとめた。

宮本名誉教授は昨年、阪神タイガースの18年ぶりのセ・リーグ優勝は関西に約872億2114万円の経済効果をもたらすと発表していた。ネコノミクスの大きさについて「阪神が『ネコノミクス』に匹敵する経済効果を創り出すには、29回優勝しならなければならない」としている。

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