四国犬を「怖い」で片付けないで
ーー今回の咬傷事故後、「四国犬」は家庭犬に向かない危険な犬種という間違ったイメージが広がったことについてのお気持ちは…?
「犬は怖い動物ではなく、人間のパートナーのような存在だと思っています。人間と同じでそれぞれの個性がありますから、気の強い子もいれば臆病な子もいます。一概に特定の犬種を”怖い”というイメージで片付けないでほしい、と心より願っております」
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最後に、動画のなかで、お家のなかにいる火花ちゃんの首に「リード」がついていることについて伺ったところ、飼い主さんからこんな答えが返ってきました。
「火花ちゃんがいる部屋は玄関に近く、家を出るとすぐ外が車道なんです。自分で引き戸を開ける技術も持っているので、念のために繋いでいます。人懐っこ過ぎるので、お客様や宅配の方が来ると喜んで抱きつきに行ってしまいます。もし家から飛び出して車やバイクにはねられたり、思わぬ事故に遭ったら絶対に飼い主が後悔するので…。火花ちゃんの安全を守るのは父の意向でもあります。悲しい思いはしたくありませんからね」(大輔と疾風と火花さん)
四国犬に限らず、和犬でも洋犬でも雑種犬でも、小型犬でも中型犬でも大型犬でも、自分の愛犬の命を守り、周囲の安全に配慮することはすべての飼い主の責任です。