群馬県で起きた犬の咬傷事件で、当該犬の犬種が「四国犬」だったことを受け、「四国犬は一般家庭で飼うような犬種ではない」といった、誤まった認識が広がっています。
四国犬は日本の天然記念物に指定されている、希少な中型犬。和犬らしく飼い主に忠実で、冷静に状況を判断できる頭の良い犬として知られています。
「ちょっとあんなことで四国犬有名になって欲しくないから、菜々緒のポーズしてる四国犬貼っておくね」
そうつぶやき、愛犬の火花ちゃんの動画をX(旧Twitter)に投稿した、大輔と疾風と火花(@hayatetodaisuke)さん。この日の朝、2階から降りてきた飼い主さんが目にしたのは、頬と前足を床につけ、お尻を高くあげた姿勢で、飼い主さんを待っていた四国犬、火花ちゃんのセクシーな姿。
カメラを真顔で見つめ、女優の菜々緒さん風のポーズをとる火花ちゃんを前に、思わず動画を撮り始めたそうです。事件のイメージとは程遠い「四国犬」のお茶目な姿に、驚きと共感の声が集まりました。
どんな犬種も犬それぞれ。お茶目な「四国犬」もいる
「クセが強い!」
「セクシーポーズなのに虚無顔(笑)」
「こんなお茶目でおとなしい四国犬もいるんだよ~ってアピールしてね」
「大丈夫よ。四国犬が悪いなんて思ってないから。飼い主さん、ワンコのためにちゃんとしてあげてーって思っただけだよ」
朝イチで菜々緒風ポーズを披露していたのは、2歳3ヶ月になる四国犬の女の子、火花ちゃん。飼い主さんによると、「ちょっと人懐っこ過ぎて番犬にはならない」という、甘えん坊で優しいワンちゃんなのだそうです。
「(四国犬の)中には優しいし楽しい子もいるしね!」という思いで投稿したという、朝イチで菜々緒風ポーズを披露していた四国犬、火花ちゃんについてお話を聞きました。
朝イチで「菜々緒風ポーズ」の理由は?
ーー火花ちゃんはなぜ、「菜々緒風ポーズ」で飼い主さんを待っていたのですか?
「このポーズはもともと、ピストルのポーズで、パンパンと飼い主が言うと横になり、撃たれたフリをしたらおやつをもらうという遊びから、火花ちゃんが自分でアレンジを加えてするようになった偶然の産物でした。火花ちゃんは細身だけど食いしん坊なので、おやつの催促だったのかもしれません(笑)」
ーー賢いんですね。
「簡単な足し算や引き算もできますし、服にもこだっていて、あと、目も大きくて可愛くて‥‥魅力をあげだしたらキリがありません(笑)」
ーー「四国犬」をお迎えされたきっかけは?
「当時、シベリアンハスキーのハヤテくんが我が家にいたのですが、同居犬を迎えようとしていた時に、犬のマッチングサイトで火花ちゃんを見つけたんです。お迎え前にハヤテくんは亡くなったのですが、サイトには他にも四国犬が1匹いましたが、本能的に火花ちゃんがハヤテくんの生まれ変わりかもと感じて…。
生後6か月の子犬だった火花ちゃんに会いに行ったところ、連れて行ってくれた父に真っ先に喜んで飛びついてきたのがお迎えのキッカケです。なので、四国犬というよりもこの子だから、ですね。当時から人とも動物とも仲良くできる子でした」