マフラーで作った「イカ」の写真が「X」で大きな反響を呼び、25万件もの「いいね」がつきました。「マフラー」という、これ以上ないほど海洋生物からかけ離れた素材で作ったにもかかわらず、見れば見るほど「イカ」にしか見えない仕上がりに驚きの声が続出しました。
「人のマフラーでイカを作る」というひと言とともに画像をポストしたのは「maru」(@tuna_suma)さんのアカウントです。maruさんは趣味で魚のアクセサリーを作っているアーティストです。
「イカしてるー」
「再現度が高くて震えますね…ほんのり茹で上がってます」
「芸術やん」
数々の絶賛の声が「マフラーで作ったイカ」に届いています。maruさんに「マフラーで作ったイカ」誕生の経緯や作る時のコツなどをお聞きしました。
電車を待つ間に、彼女のマフラーで遊んでいたら偶然できた「イカマフラー」
――マフラーで「イカ」を作ろうと思ったきっかけは。
特に深い理由はありません。私は昔から海の生き物が大好きで、小学生の頃から冬になるとマフラーやニット帽、手袋を使ってイソギンチャク、タコクラゲ、シャコガイ、オウムガイ等の海洋生物を作って遊んでいました。今回のイカマフラーも、駅のホームで電車を待っている間に彼女のマフラーで遊んでいたら、たまたまイカが出来てしまったという感じです!
――色味もピッタリですね。可愛らしい「目」はスマートフォンのアプリで?
マフラーの色に関しては、たまたまイカにピッタリだっただけですね。目はおっしゃる通り、スマートフォンの画像編集機能で描きました。
――イカらしく見せるために特に工夫したところは。
適当に30秒くらいで作ったものなので、実はそこまでこだわってはいません。強いて言えば、イカの基本的な構造を反映させようと工夫しました。具体的には、鰭(ひれ)
の形状や、外套膜(がいとうまく)と脚の間に頭部を作る等です。
「皆さんのイカへの愛が感じられて嬉しかった」
――大きな反響があり、コメントもたくさん寄せられています。
正直、駅のホームで雑に作ったイカがこんなに伸びるとは思っていませんでした。TLで皆さんのイカへの愛が感じられて嬉しかったです。印象に残ったコメントとしては、イカを使ったダジャレをされている方が散見されて、それが良かったです。
作り方も伝授、「イカ愛を最大限に注いで作ると良いと思います!」
――「マフラーでイカを作る方法」もリプライで伝授されていましたね。やはり色味が重要なのでしょうか?
そうですね、やはりフリンジ(端の紐)が太くて長いマフラーを使うと脚がイカらしくなると思います。おっしゃる通り色味も大切で、茶色や白のマフラーだと、イカ感がUPして良いですね。あとは、イカ愛を最大限に注いで、完成形をイメージしながら作ると良いと思います!今回はソデイカをイメージしながら作りましたが、ヤリイカやコウイカといった他の種類のイカも作れますので、作りたいイカの種類によって外套膜(がいとうまく)や鰭(ひれ)の形は調整してもらえると良いと思います!
「色々な海洋生物がマフラーで作れる」
「また、イカ以外にもクラゲやイソギンチャクなど、いろんな海洋生物がマフラーで作れるので、冬の寒い時期ですが、可愛い海の生き物を作ってほっこりとしてほしいです!」とも話すmaruさん。ぜひ、手持ちのマフラーで挑戦してみてはいかがでしょうか。