iPhoneの写真を全削除してくれるマシーンがSNS上で大きな注目を集めている。
「超アナログ、iPhone写真の全選択削除マシーン
iPhoneローカルの写真がバグって9万枚の写真を全削除する必要が。しかし全削除は一発でできない(Macでも不可能)
Appleに電話したら『9万枚を1枚ずつ選択して消すしかない』と抜かすので、指の代わりに静電容量でタッチ反応するレモンを召喚。快調。」
と件のマシーンを紹介したのは都市デザイナーの三文字昌也さん(@twyoichi)。
iphoneの上にレモンの尖端を固定し、レモンが指同様、静電容量でタッチ反応する性質を利用して画像を選択してゆくというこのマシン。
画面上をタップすると全選択できる機能はあるのだが、9万枚一気に選択すると処理落ちしてしまうため考案したというなんとも秀逸なアイデアに、SNSユーザー達からは
「あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ(全削除)」
「AppleじゃなくてLemon使うのか…」
「米津玄師もびっくり」
「わずか15秒で500枚選択してるの凄いですね。そして米津さんのLemonのPVの4分34秒、つまりレモン1個分で削除出来る量は9133枚という知見が得られました。」
など数々の驚きの声、称賛の声が寄せられている。
投稿者さんに聞いた
三文字さんに話を聞いた。
ーーこの装置を思い付いた経緯を。
三文字:水分があったり電気を通すものがiPhoneに反応することは知っていたので、家の中でそういうものを探しているとキッチンに置いてあったレモンを見つけ、これだとなりました。レモンの先っぽが尖っているところがポイントです。
ーー全件削除するまでにどれくらいの時間が?
三文字:実際10分くらいで全て終わりました。実はレモンに頑張ってもらった選択の手間が大変というよりは、処理落ちしないくらいの件数の塩梅をつかんで、そのくらいの単位に分割して消していくのが手間でした。
ーー投稿への反響について。
三文字:最初は投稿するつもりもなかったのですが、レモンが頑張っている絵面が面白過ぎてシェアしてしまいました。うちのレモンを可愛がっていただいてありがとうございます。あとはこれがApple本社に届いて次期iOSで写真アプリだけのフォーマットオプションが付いてくれれば嬉しいです。
◇ ◇
読者のみなさんも同様のお困りの際は三文字さんが考案したマシンをお試しいただきたい。
なお三文字さん的には動画に写っていた漫画「子供はわかってあげない」(講談社)もオススメとのこと。同作は高校水泳部員サクタさんと書道部員もじ君の一夏の甘酸っぱい冒険を描いた名作。ご興味ある方はぜひチェックを。
三文字昌也さん関連情報
Xアカウント:https://twitter.com/twyoichi