2024年版「フリーランス・副業の平均年収」ランキング 2位は「エグゼクティブ/コンサル」の1032万円

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

CAMELORS株式会社(東京都渋谷区)は、このほど「2024年版フリーランス・副業の平均年収ランキング(職種別)」を発表しました。同ランキングによると、平均年収が最も多かった職種は「機械学習エンジニア」(1115万円)でした。

ランキングは2019年6月〜2024年1月の期間に、同社が運営する複業マッチング『SOKUDAN(ソクダン)』に掲載された求人案件3386件の単価と稼働時間から平均時給を計算し、1日8時間・月21日稼働の想定月収と想定年収を試算しランキング化したといいます。

その結果、1位は「機械学習エンジニア」(平均年収1115万円)となりました。機械学習アルゴリズムや技術を活用して、データから有用な情報やパターンを抽出し、予測モデルや自動化システムを開発・実装する専門家です。具体的にはデータ分析、アルゴリズム開発、モデル評価、システム統合などのタスクを担当し、企業の意思決定や業務効率化に貢献しています。

一般的な機械学習エンジニアの平均年収は、初心者は年収「500万円~700万円程度」、経験者は「800万円~1500万円程度」とされており、IT業界でAI技術の需要が高まり続けていることから、機械学習エンジニアの年収も上昇傾向にあるといわれています。

続く2位には「エグゼクティブ/コンサル」(同1032万円)がランクイン。経営戦略の策定、事業計画の立案、組織の運営・管理、業績の向上、そしてクライアントへのアドバイスなど、企業や組織の成長を支援する役割を担っています。

一般的に、経験の浅いコンサルタントの年収は「600万円~1000万円程度」、経験の豊富なシニアコンサルタントやマネージャー、パートナーになると、年収は「1000万円~2500万円程度」になることがあるといいます。

また、エグゼクティブの年収については、一般的には、「1000万円~3000万円程度」ですが、大企業や成功しているスタートアップではさらに高額な報酬が支払われることもあります。

3位は「プロジェクトマネージャー」(同992万円)でした。プロジェクトの計画立案から実行、監督、そして完了までの全過程を管理する役割を担っています。具体的な業務内容には、プロジェクトの目標設定、リソース配分、時間管理、コスト管理、チームの統率、クライアントとのコミュニケーション、リスク管理などが含まれるほか、プロジェクトの成果を最大化し、期限内に予算内で目標を達成することが求められるといいます。

一般的なプロジェクトマネージャーの年収は、経験や担当するプロジェクトの規模によって異なるものの、初級レベルでは年収「600万円~800万円程度」、経験豊富なプロフェッショナルでは年収「1000万円」を超えるケースもあり、担当するプロジェクトの規模や複雑さ、業界の特性、そして持つ資格(例えばPMP/Project Management Professionalなど)によっても大きく変わる可能性があるそうです。

以下、4位「データサイエンティスト」(同991万円)、5位「iOS/Androidエンジニア」(同943万円)、6位「インフラエンジニア」(同909万円)と続き、6位以内が年収900万円以上となりました。ちなみに、ランキングの全体平均は、年収「825万円」でした。

なお、TOP10内をみると、エンジニア職種がすべて9位以内にランクインしていました。一方、非エンジニア職種では、「エグゼクティブ/コンサル、プロジェクトマネージャー、事業企画」と、戦略立案やプロジェクトマネジメント関連の3職種と「マーケティング」がランクインしていたそうです。

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【出典】
▽SOKUDAN Magazine
https://magazine.sokudan.work/

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